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2009年10月27日火曜日

2009年白銀週間(9/20)・断章その2 ~ 会津若松市から一関市へ ~

会津若松市を出発後、再び磐越自動車道に乗り、岩手県一関市を目指します。





郡山JCTで東北自動車道に入り、すぐ安達太良SAで休憩兼食事をすることにします。本当は喜多方ラーメンが食べたかったのですが、途中食べることができず、ここの安達太良ラーメンを食べました。ただ、お土産に喜多方ラーメンを買うことにしました。(後日、この喜多方ラーメンに大村湾PA(長崎県)で買った豚の角煮をトッピングし、食べました。滅茶苦茶美味しかったですよ。う~む、贅沢!!)
安達太良SAを出ると、ようやくこの旅で初めての渋滞に巻き込まれましたが、わずか2kmだったため、難なく通過できました。幸いにも以後、高速道路での渋滞は遭わなくなりました。
東北自動車道を北上し、福島県、宮城県を抜け、ようやく22時前に岩手県一関市のホテルに到着しました。車から降りると、すっかり寒くなっており、上着を着ないと確実に風邪を引く温度になっていました。富山では半袖で十分だったのですけれども。
とにかく、この日はよく運転しました。朝8時前から運転していたので、14時間ほど車の中にいました。(途中、休憩を何度かしているので、運転しているのは12時間程度だと思います。)単純計算ですが、高速道路だけで582.8km走りました。この距離は東海道本線(東京~神戸)589.5kmに匹敵する距離です。
十分に睡眠をとり、翌日に備えます。

2009年白銀週間(9/20)・本章その3 ~ 会津若松市・鶴ヶ城編 ~


磐越自動車道の会津若松ICを降り、会津若松の中心部を抜け、9/20の目的地の一つである鶴ヶ城に到着しました。会津若松は保科正之を祖とする会津藩の城下町として栄えました。



折角なので、鶴ヶ城の天守閣に上り、景色を堪能するため、歩行者が行き交う中、駐車場に車を駐めようとすると、既に車がいっぱいで、狭いスペースで車庫入れをしなければなりません。強制自動車教習、第8課「限られたスペースでの車庫入れ」です。



無事に車庫入れも済み、天守閣の上まで登り、町並みを見るとともに磐梯山を望みました。できれば、裏磐梯あたりも行きたかったのですが、時間がありません。次の機会にすることにします。




天守閣の下では何やら舞台が設置されているようです。ネットで色々と調べてみると、9/21~23にかけ、会津まつりが開催されるようで、その準備のようです。残念ながら、私はこの会津まつりを見ることはできません。
駆け足で鶴ヶ城を見学した後、日没前なので、9/20の最終目的地である岩手県一関市に早速向かうことにします。

2009年白銀週間(9/20)・断章その1 ~ 富山市から会津若松市へ ~

富山を出発し、北陸自動車道に乗り、東に向かいます。富山県を抜け、新潟県に入ると、山が海岸近くまで迫り、崖の上の道路を走行する感覚となり、非常に美しい景色が眼前に広がるとともに、少し恐ろしい気分にさせられます。


 

新潟県は広い県なので、なかなか抜け出ることができません。昼食を兼ね、休憩のため、名立谷浜SAに立ち寄ります。すると、新しいテトラポッドが置かれているすぐ隣に、



波で浸食されたテトラポッドが置かれていました。これは日本海の荒波で削れたもののようで、要するに「日本海の荒波の力はこんなにも凄いよ」ということを主張したい展示物のようです。ここで、しっかり腹ごなしをし、先に進みます。
しかし、前述のとおり、新潟県は広いです。なかなか新潟市にたどり着けません。上信越自動車道との上越JCTを過ぎてもまだ100km以上あります。滝野社IC(西脇の最寄IC)~中国池田IC(阪神高速池田線の最寄IC)の倍の距離です。
何度も同じ曲を繰り返し聞きながら、めげずに東に進み、関越自動車道との長岡JCTに近づきます。すると、行き先案内板に「東京」の文字が見えるようになりました。随分、東に来たと感じたものの、新潟まではまだ50kmあります。
1時間弱が経過し、新潟市にたどり着き、ようやく北陸自動車道から磐越自動車道へ入ることができました。しかし、新潟県は広いです。磐越自動車道に入ってから福島県に入るのにも相当な時間が費やされました。しかも、すぐに対面2車線となり、しかもアップダウンが大きく、カーブやトンネルが多く、ただでさえ走りにくい上、対向車は大型車ばかりです。しかも、運の悪いことに翌日の新潟競馬開催のため、JRAマークのついた馬運車が次々と通っていきます。



結局、4時間ほどかけ、新潟県を抜け、福島県に入りました。早速、西会津PAに入り、休憩します。もう、夕方近くとなっていますが、休憩後、鶴ヶ城を目指します。会津若松市はもうすぐです。

2009年10月26日月曜日

2009年白銀週間(9/20)・本章その2 ~ 富山市内編 ~

夜が明け、国道8号線で魚津市から再び富山市に舞い戻り、併用軌道並走を行うこととなります。



まずは第7のターゲットである富山ライトレールです。JR線の北側にある富山ライトレールには富山駅北~奥田中学校前間の短い併用軌道区間があります。
インテック前で富山駅北に向かうポートラムと遭遇しました。(この9/20時点では)ああ、こんな超低床車が堺にも走るんだなあと思いながら、並走を続けます。



富山ライトレールが終了したので、続いて第8のターゲット、富山地方鉄道の軌道線の併用軌道を並走します。ここは全線併用軌道なので、少々時間がかかりました。
(この9/20時点では)堺駅前も富山駅前のように路面電車が乗り入れるのだろうなあと思いながら、南富山駅前へ向かいます。



富山地方鉄道・軌道線を大学前に向かいます。神通川にかかる現行の富山大橋の北側には新しい富山大橋が建設されています。前回(5/22)よりも更に進捗具合は進んでいるようです。
(この9/20時点では)たとえ、大和川鉄橋が古くなっても、この富山大橋のように掛け替えを行って、阪堺線は大阪市内から大和川を越えて、堺市内に乗り入れるだろうと思いながら、神通川を渡ります。



一通り、現行の富山地方鉄道・軌道線の併用軌道を並走した後、現在工事中の環状化のための大手町新ルートも辿ります。架線はさすがにまだありませんが、多くの場所で軌道が敷設されていました。この環状化が完成すると、路線が線から面へ展開されることになります。
(この9/20時点では)東西の堺~堺東間が開通したら、堺市内の路線も南北の阪堺線だけでなく、東西にも広がり、面へ展開されるんだろうと思いながら、自動車を運転し続けます。



併用軌道並走が終わり、再び北陸自動車道に乗り、会津若松まで向かいます。
(いつの間にか広島で開催されるLRTサミットの参加都市から堺市消えていますね、広島の路面電車は大変便利で、非常に使い勝手が良かったので、堺の路面電車もそのようになればといいのにと思っていましたが、残念ですね。地下鉄四つ橋線延伸の方が無駄なような気がしますが、私の思い違いでしょうか?おっと、ここはシルバーウイークの話題でした、失敬、失敬。さて、2005年の岐阜訪問のような対応も考えないといけないのかな?)
(注)
上記の自動車内より撮影した写真はいずれもビデオで録画したものを後日、静止画としてキャプチャーしたものです。

2009年10月20日火曜日

2009年白銀週間(9/19)・本章その1 ~ 福井市内及び高岡市内編 ~

三方五湖からようやく北陸自動車道のインターチェンジのある敦賀市にたどり着き、北陸本線をアンダーパスした後、敦賀ICより北陸自動車道に入ります。
途中のパーキングエリアで鯖の巻き寿司と蕎麦を食べた後、鯖江ICで再び北陸自動車道を降り、県道229号線で木田四ツ辻電停より福井鉄道の併用軌道を並走することにします。



というわけで、「Tramway Killer号」の第5のターゲットは福井鉄道・福武線です。福井鉄道の併用軌道は短いのですが、市役所前~福井駅前のひげ線(しかも比較的狭い道路上の併用軌道)を持っているため、少し厄介かもしれません。公園前電停で元名鉄・岐阜600V線区の車両を横目で見ながら、並走を続けます。



双方ともどこかで聞いたことがあるような名前の中央大通り、フェニックス通り及び福武線・ひげ線の併用軌道との五叉路の交差点である大名町交差点では戸惑いながらも、ひげ線の併用軌道も並行し、福井鉄道の併用軌道並走は完了しました。



再び、北陸自動車道に乗り、富山方面に向かいます。途中、北陸自動車道は日本海の海岸沿いを通ります。そのため思わず、徳光PAに立ち寄り、日本海を眺めます。



秋の日本海はまだ穏やかでしたが、テトラポッド群に打ち寄せる波は結構荒々しいものです。冬になると、おそらくもっと荒々しくなるのでしょう。
休憩を終え、高岡市内に向かいます。途中、小矢部砺波JCTで能越自動車道に乗り換え、高岡ICより高岡駅前を目指します。



高岡駅前より万葉線が米島口、中伏木方面へ伸びています。 
「Tramway Killer号」の第6のターゲットは万葉線です。併用軌道は高岡軌道線部分にあり、福武線とは違い、割と長い距離があります。とは言え、鹿児島、熊本、長崎そして広島と異なり、枝分かれがないので、並走は比較的容易です。上の写真は広小路電停付近のものです。



万葉線は米島口を過ぎると、一旦新設軌道(専用軌道)となり、道路上を通らなくなりますが、能町口電停より中伏木電停手前まで併用軌道となり、細い道路上を単線で通ります。電停には安全島がなく、その代わりにペイントで塗られた乗り場と歩道付近の待合所があります。この辺りの雰囲気は他都市の路面電車では味わえないものがあります。ちなみに上の写真は吉久電停付近です。
万葉線の撮影がようやく終わった頃には西の空がすっかりオレンジ色に染まっていました。急いで富山市に向かいましたが、残念ながら途中で日が沈んでしまいました。仕方なく、富山市を抜け、国道8号線で魚津市まで向かい、予定通り魚津で宿泊することにしました。九州縦断の旅とは違い、疲労もそれほどありませんでした。車の運転に慣れつつあるのでしょうか?
翌日は再び富山市内に戻り、併用軌道並走を行います。
(注)
上記の自動車内より撮影した写真はいずれもビデオで録画したものを後日、静止画としてキャプチャーしたものです。

2009年10月12日月曜日

2009年白銀週間(9/19)・序章

ほぼ、1ヶ月遅れとなりましたが、2009年のシルバーウイークの話題です。2009年は通常の年と異なり、9月にもシルバーウイークと呼ばれる大型連休があります。これは敬老の日と秋分の日の間に国民の休日が発生することにより生じたものです。シルバーウイークは5月の大型連休であるゴールデンウイークに対して、また、敬老の日を含んでいることに対して、名付けられたらしいですが、個人的には毎年必ずある5月の大型連休とは異なり、必ずしも毎年現れないこの希少価値の高い9月の大型連休については、プラチナウイークとした方が良いのではないかとも思います。とりあえず世間での通りがよいシルバーウイーク(タイトルでは黄金週間に対し、白銀週間としました。)と呼んでおきます。
ところで、2009年のゴールデンウイークは転勤の準備のため、ろくに出かけることもなかったため、シルバーウイークこそは遠出しようと思い、お盆休みの鹿児島~西脇間のドライブ直後に、西脇~北海道・小樽間のドライブを企画しました。今回は、お盆休みの反省もふまえ、北海道からの帰りにカーフェリーを利用することにしました。今回の主目的は「Tramway Killer号」による併用軌道並走とし、途中で、鶴ヶ城(福島県)、中尊寺(岩手県)、有珠山及び昭和新山(北海道)に立ち寄ることにしました。
さて、ルートとしては、次の通りとなります。

自宅(兵庫県西脇市)

福井市内(福井県福井市)

高岡市内(富山県高岡市)

富山市内(富山県富山市)

魚津市内・1泊(富山県魚津市)

鶴ヶ城(福島県会津若松市)

一関市内・1泊(岩手県一関市)

中尊寺(岩手県西磐井郡平泉町)

青森港フェリーターミナル(青森県青森市)
↓ 青函フェリー
函館港(北海道函館市)

函館市内・1泊(北海道函館市)

有珠山・昭和新山(北海道有珠郡壮瞥町)

札幌市内(北海道札幌市)

小樽港フェリーターミナル(北海道小樽市)
↓ 新日本海フェリー
舞鶴港フェリーターミナル(京都府舞鶴市)

自宅(兵庫県西脇市)




さて、自宅を出発し、滝野社ICより中国自動車道に乗り、社PAで福井までのルートを考えました。名神高速道路を通り、近江地方経由で行くか、舞鶴若狭自動車道を通り、若狭地方経由で行くか検討しました。
高速道路情報によると、名神高速道路は中国豊中ICから約30kmの渋滞とのことなので、躊躇いもなく、舞鶴若狭自動車道を通り、若狭地方経由で行くことにしました。
舞鶴若狭自動車道は途中より対面2車線となり、カーブが多い道路でした。帰りはこの道を夜走行しないといけないと考えると、やや憂鬱気分でしたが、とにかく先に進みました。
舞鶴若狭自動車道は小浜西ICで終わっており、ここから北陸自動車道・敦賀ICまでは国道27号線を走行しました。そうしていると、三方湖の文字が見えたので、三方湖に立ち寄ることにしました。



本来であれば、三方五湖レインボーラインに乗り、三方五湖(三方湖をはじめとする5つの湖の総称)や若狭湾の風景を楽しむのが筋なのでしょうが、この日のうちに福井市、高岡市、富山市の4路面電車の併用軌道を並走する目的があるため、上の写真にあるように三方青年の家から三方湖を眺めるだけにしました。三方五湖は複雑な地形となっており、湖面や山が景色に重なり合い、眺めはきっといいでしょう。ちなみに、後日ウィキペディアで調べたところ、三方五湖は海とつながっており、その複雑な地形から海水と淡水の比率がそれぞれの湖で異なっているため、異なる青色に見えるということです。三方五湖レインボーラインにはまた行きたいと考えています。
再び、国道27号線に戻り、右手に見える山々に「あの山々の向こうに琵琶湖があるんだなあ。」と思いながら、敦賀経由で福井を目指します。