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2006年9月23日土曜日

福井で見つけた岐阜の思い出その3~サーキュレーター~

サーキュレーター(2006年9月16日)

第3回目はモ880形の窓際の天井にあるサーキュレーターです。
サーキュレーターとは送風機であり、モ880形が600Vダイレクトクーラーによる冷房のため、夏期に各務原線1500Vを走っているとき、冷房が止まった車内に風を送るものです。
架線電圧600Vの福井鉄道において、このサーキュレーターの出番はあるのでしょうか?私が乗車したときには送風はされていませんでした。(冷房は効いていましたが。)
今回で「福井で見つけた岐阜の思い出」は終了です。

2006年9月22日金曜日

福井で見つけた岐阜の思い出その2~架線電圧計~

架線電圧計(2006年9月16日)

第2回目はモ800形の運転席近くの扉にある架線電圧計です。
この架線電圧計は文字通り架線の電圧を示す機器であり、乗車したモ800形は電圧600Vを示していました。
名鉄岐阜~競輪場前~新関・関の系統は名鉄各務原線に乗り入れていたため、架線電圧が直流600V及び1500Vでも走行できるようになっていました。こうした車両を複電圧車といい、このモ800形とモ880形がそれに該当し、岐阜600V線区の特徴の一つとなっていました。田神~市ノ坪ではこの架線電圧計の指針が1500V(各務原線)、0V(死電区間)、600V(田神線)と動きました。
なお、福井鉄道に移ったモ800形及びモ880形は単電圧化されました。
次回はモ880形のサーキュレーターです。


<追記、2010年10月19日>


モ880形の田神~市ノ坪間の動画を貼り付けます。

2006年9月21日木曜日

福井で見つけた岐阜の思い出その1~続行運転表示板~

今回より3回の予定で、福井鉄道で見つけた岐阜時代の思い出の品を紹介します。


続行運転表示板(2006年9月16日)

まず、上記写真中央にある福井鉄道モ880形中の続行運転表示板です。
この続行運転は2編成の電車が連なって運転されます。下は岐阜時代のモ880形の続行運転の写真です。続行運転のしている2編成の電車のうち、前を走る電車に続行運転表示板が掲示されています(矢印の先)。
美濃町線では名鉄岐阜~競輪場前~新関・関の系統と徹明町~競輪場前~野一色・日野橋の系統の電車が走っていました。両者は路線の重なる競輪場前~日野橋では、続行運転されており、美濃町線の特徴のひとつとなっていました。


美濃町線・日野橋・続行運転中(2005年3月27日)

次回は、モ800形の架線電圧計の予定です。

2006年9月17日日曜日

トホホな乗越

この土日は福井鉄道に撮り鉄して参りました。
これに伴い、名古屋鉄道・岐阜600V線区から福井鉄道へ譲渡された車両のアップを行い、「岐阜600V線区の電車」を更新しました。これで、岐阜600V線区の車両について、静態保存先、譲渡先の写真が全て揃いました。
ところで、福井から大阪に帰るとき、新今宮駅で南海本線に乗りかえるために「福井~新今宮」の乗車券を購入しました。しかし、途中でJR阪和線の連続立体交差事業により、上下線が高架になったのを思い出し、その高架の車窓を見たくなり、途中でJR阪和線で帰ることにしました。ルートとして、下図の矢印のルートをとりました。(大阪駅からJR大阪環状線(赤線)内回りで天王寺駅まで、JR阪和線(橙線)でりんくうタウンまで行き、そこから南海(青線)に乗り換えて帰る方法を考えました。)

今回のルート(2006年9月17日)

りんくうタウン駅で自動精算機で精算すれば、問題ないだろうと思っていました。しかし、その考えは非常に甘く、下の切符は自動精算機では精算できませんでした。駅員に頼んで精算する手もあったのですが、南海が改札業務を行っているりんくうタウンで、下のようなけったいな切符の精算はお願いしにくく(新今宮も南海とJRの乗換駅で、南海の精算ではなく、JRの精算をお願いするのはねえ)、仕方なくこのまま関西空港駅まで行き、精算しました。


普通乗車券(福井~新今宮)

その結果、余計な時間と余計な2000円以上をかけて、戻って来ました。
トホホ。