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2009年12月26日土曜日

広島電鉄第14回路面電車まつりの旅 ~ 広島電鉄編 ~

10/31の夜に広島へ到着し、ホテルでのんびりと一泊しました。
翌11/1朝より、土橋電停~福島町電停にかけ、広電の撮影を行い、いよいよ第14回路面電車まつりの会場である千田車庫へ向かいます。
しかし、今回は自動車で来ているため、一旦広島港へ向かい、そこの駐車場に自動車を駐め、広電本社前電停まで広電の路面電車で戻ることにしました。
広電の第14回路面電車まつりは前述の通り、LRT都市サミット2009に合わせ、今年は6月ではなく、11月に開催されることになりました。このLRT都市サミット2009には路面電車のLRT化に取り組む11都市(札幌市、富山市、豊橋市、京都市、岡山市、松山市、高知市、長崎市、熊本市、鹿児島市及び広島市)の首長が集まり、連携を図るために開催されました。予定ではもう1都市の首長が参加する予定だったのですが、急遽中止になりました。いくら、LRTを中止するつもりでも、一度、広島の路面電車の便利さを体験するために参加しても良かったのではないでしょうか。ねえ、堺市さん。




さて、開場直後に猛烈な集中豪雨があったものの、無事に第14回路面電車まつりは開催されていました。




広島電鉄の鉄道線である宮島線と軌道線である市内線とは数多くの電車が直通運行されていますが、この2000形はその鉄軌道直通運転専用車両です。現在、直通運転されている電車のほとんどが連接車と呼ばれる連結部分に台車のあるものですが、2000形は連接車ではなく、2両連結車両となっています。展示されていたのは2006号-2007号編成であり、この両者は広島電鉄の自社工場で製造されたものです。宮島線へのICカード乗車券であるPASPY導入に伴い、2009年10月16日をもって営業運転を休止しており、それに伴う展示のようです。




ところで、今回は車両の床下部分のメンテナンスに用いられるピット見学ができるようです。グリーンムーバーマックスと在来形車両の床下が見学できるとのことなので、早速見学します。




まず、在来形車両です。在来形車両は2つの低床台車(ブリル77E)をもつボギー車であり、車輪径が660mmなので、一般の鉄道車両に比べると、低床なのですが、車軸があるため、どうしても電停のホームとの段差が生じてしまいます。なお、展示されていた在来形車両は652号、つまり被爆電車です。




次に、超低床車のグリーンムーバーマックスです。独立車輪方式の台車のため、車軸がなく、従来の低床車に比べ、更に低床(床面高さ360mm)にすることができるため、電停のホームとの段差がほとんどありません。




広電の千田車庫をうろついているうちに、再び雨が降り始めたため、養成所の1階にしばらくいることにしました。ここには運転シミュレーターがあり、しばらく他人が操作しているのを見ているだけでしたが、操作したくなったので、大人げなく並びました。このシミュレーターは運転時の画像が出るものではありませんが(運転時の画像がでるものは養成所の2階にありました。)、コントローラーを操作すると、シミュレーターの前にある台車のモーターが動き、車輪も実際に回ります。また、空気ブレーキやドアの操作もでき、本格的なものでした。豊橋鉄道以来の操作でしたが、やはり自動車と違い、ブレーキの操作が難しいですね。
十分に路面電車まつりを堪能した後、中国自動車道で西脇に帰りました。

次回は11/8に緑木検車場で開催された大阪市交通局のイベントです。

2009年12月25日金曜日

広島電鉄第14回路面電車まつりの旅 ~ 岡山電気軌道編 ~

ここで、時系列を逆行し、10/31~11/1の話をします。
中国最大の都市、上海の話題から、中国地方最大の都市、広島の話題になります。
例年、6月10日の路面電車の日前後に行われる広島電鉄の路面電車まつりですが、今回はLRT都市サミット2009が広島で行われるのに合わせ、11月1日に開催されることになりました。そこで、路面電車まつりに行くために、第二の故郷、広島へ自動車で向かうことにしました。また、途中で岡山へ立ち寄り、岡山電気軌道の併用軌道を並走することにしました。





そこで、山陽自動車道で岡山市に向かうことになりました。岡山市内に入り、「Tramway Killer号」の第11のターゲット、岡山電気軌道の併用軌道を並走することにします。




路面電車のホームは大概、相対式ホームと呼ばれる上下線の軌道の外側に上下別々のホームが相対して配置されていることが多いのですが、ここ岡山電気軌道では島式ホームと呼ばれる上下線の間に上下共用のホームが多く設置されていることが特徴となっています。

こうして、岡山電気軌道の併用軌道並走が終了し、再び山陽自動車道で広島に向かいました。次は広島電鉄編です。

(注)
上記の自動車内より撮影した写真はいずれもビデオで録画したものを後日、静止画としてキャプチャーしたものです。

上海2泊3日の旅 ~終章・帰国編~

11/22の夕食会、カラオケの後、4回の出張で私が上海に置いていった荷物を回収し、ホテルに戻り、一眠りしました。
翌11/23、ホテルからK本さんとともに、上海事業所に向かい、試験中心と検品中心を見学することになりました。今回の上海2泊3日の旅、K本さんにとっての本来の目的はこれです。このあたりはK本さんがブログが何かで報告してくれるでしょう。きっと、報告してくれるはずです。
私の所感を述べると、前回の上海出張より2年以上経過しているため、人員も代わり、新たな施設も増えるのは当然なのですが、その変化により自分がまるで浦島太郎になったようで、少し寂しい感じもしました。
近くの地元の店で昼食をとった後、車で浦東空港まで送っていただくことになりました。上海事業所での仕事モードの中、3連休の観光モードで行った我々2人のために色々と気を遣っていただき、上海事業所の皆様、誠に申し訳ありませんでした。
さすがに、強行軍で2泊3日の旅に臨んだため、浦東空港に行く間、すっかり眠ってしまいました。




名残は惜しいですが、いよいよ上海を発ちます。帰りも当然ANAです。




帰りはすき焼き風の食事でした。往路同様、美味しくいただきました。




遂に関西空港に戻ってきました。後は西脇まで自動車で戻るだけです。再び阪神高速湾岸線・大阪港線・東大阪線・環状線・池田線及び中国自動車道を経由し、無事に西脇の自宅に戻りました。意外と速く戻れたように思います。




一夜明け、会社に出勤すると、上海と西脇の大きな違いに、上海2泊3日の旅があたかも夢であり、急に現実に戻された感じを受けました。そして、再び日本での仕事を開始します。

2009年12月18日金曜日

上海2泊3日の旅 ~本章その4・上海職員編~

さて、一通りの観光を終え、古北にあるホテルより南方商城までタクシーで向かうことにしたのですが、選んだタクシーの運転手が南方商城の場所を本当に知らないため、我々は多少苦労することになりました。

ただし、中環路(中环路)経由ではなく、内環高架路(内环高架路)、滬閔高架路(沪闵高架路)経由の遠回りです。上海南駅(上海南站)附近を通過後、「蓮花路出口、下(莲花路出口,下。)<蓮花路出口を降りて。>」、「一直走。<まっすぐ行って。>」、最後に「右拐。<右に曲がって。>」、「我們到了。(我们到了)。<着いたよ。>」でようやく南方商城に到着しました。ちなみに、下の地図の青い線が通ったルートです。Aがホテル、Bが南方商城です。(それにしても、中国の地図でもルート案内できるgoogleって凄い。)








結局、開始時刻より遅れて到着することになり、上海事業所の日本人スタッフ4人及び中国人スタッフ6人を待たせてしまいました。皆さん、本当にすみませんでした。既にテーブルの上にはたくさんの中華料理が並べられていました。
ただし、2年ぶりに再会した中国人スタッフとの会話を楽しんでいたため、豪華な料理はあまり手をつけることができませんでした。(なお、北京ダックこと北京烤鸭はしっかりいただきました。)そして、予想通り「乾杯(干杯)!」をすることとなり、私はすっかりできあがってしまいました。




夕食会の後、日本人3人が帰り、残りのメンバーで南方商城の新館へ移動し、そこでカラオケを行うこととなりました。当然のことながら、中国人向けなので、中国曲が最も多く、日本曲は外国語あつかいとなります。私も歌うことになったので、とりあえず「月亮代表我的心」を披露することとしました。あとは酒を飲みながら、中国人スタッフの歌いまくりとなりました。とにかく、彼らと再会でき、非常に楽しい時を過ごすことができました。K本さんも楽しんでいるようでした。
次回はいよいよ上海最終日の話題です。


2009年12月8日火曜日

上海2泊3日の旅 ~本章その3・上海観光編~

上海での鉄分を十分に満喫したので、K本さんに上海観光スポットを案内することになりました。なお、今回の写真で撮影日が明記されていないものは2009年11月22日に撮影したものです。




本章その2の世紀大道駅(世纪大道站)より上海地下鉄2号線に乗り、陸家嘴駅(陆家嘴站)で降り、世界一高い展望台がある上海環球金融中心(上海环球金融中心)、日本語風に訳すと、上海世界金融センター、(ちなみに、Googleで訳してもらうと、上海ワールドフィナンシャルセンターとなり、ほとんど英訳になってしまいます。)へ向かいます。ちなみに、中央のビルが目指すビル、その右側にあるのが金茂ビル(金茂大厦)です。


 
(2005年9月25日撮影)

ちなみに、上の写真は東方明珠電視塔(东方明珠电视塔)より撮影した現在の上海環球金融中心方面の写真です。写真中央が上海環球金融中心が現在ある場所です。このときにはビルの影も形もありません。右には金茂ビルがありますね。




上海環球金融中心の1階で150元を支払い、一旦、下におり、暗い待機スペースで待たされた後、高速エレベーターへ移動します。エレベーターが動きだし、一気に上昇します。私の耳をツーンとさせながら、1分程度で97階に到着しました。目的の100階の展望台へはエスカレーターで上昇します。エスカレーターから降りると、目の前にガラス張りの展望台・スカイウォーク100が見えてきます。では、いよいよ外の景色を見ることにします。





あの東方明珠電視塔を見下ろすことができます。




次に、金茂ビルも見下ろすことができます。それにしても、下の道路の車がとても小さいです。




このスカイウォーク100にはこのように一部ガラス張りの箇所があり、地上を足下にみることができます。私はというと、体重の関係で正直ガラスの上には乗りたくありません。それにしても、こういうのは中国人は好きなのでしょうか?明石海峡大橋の展望スペースにもガラス張りの箇所があり、足下に明石海峡を見ることができる箇所がありますが、そこには中国人が集まって、写真を撮りまくっていました。まあ、明石海峡大橋に中国人が多いのはその隣に孫文ゆかりの建物があるからだろうとは思いますが。




このスカイウォーク100には世界一高い展望台であることを誇るプレートもありました。
<原文>
上海环球金融中心观光厅
Shanghai World Financial Center Observatory

世界最高观光厅
The World's Highest Observatory

您所在的高度为474m

吉尼斯世界纪录认证 海拔477.96m
2009年上海环球金融中心观光厅荣获吉尼斯世界纪录“最高观光厅”称号。
GUINNESS WORLD RECORDS TM CERTIFICATE
GUINNESS WORLD RECORDS TM awarded the Shanghai World Financial Center Observatory the title of the Highest Observation Deck in 2009

世界高楼协会认证
2008年6月1日,上海环球金融中心通过世界高楼协会认证,在“最高使用楼层高度”和“最高屋顶高度”两项认证中荣获“世界第一”的美誉。
CTBUH CERTIFICATE
CTBUH; The Council on Tall Buildings and Urban Habitat
On June 1st 2008, CTBUH awarded the Shanghai World Financial Center the title World's Tallest Building in the categories of "highest occupied floor" and "height to top of roof".

<訳>
上海世界金融センター展望台

世界一高い展望台

貴方がいる高度は474mです。

ギネス世界記録認定 海抜477.96m
2009年上海世界金融センター展望台がギネス世界記録の「最も高い展望台」の称号の栄誉を得ました。

CTBUH認定
(CTBUH;「世界高層ビル協会」)
2008年6月1日、上海世界金融センターが「世界高層ビル協会」より「最高フロア高さ」及び「軒高」の2項目で、世界1位に認定されました。

とまあ、中国語と英語から考えるとこんなところでしょうか?




上海環球金融中心を離れ、上海国際会議センター(上海国际会议中心)付近に向かいます。ここから外灘(外滩)をみることにするのですが、この上海国際会議センター(上海国际会议中心)から外灘を見るコースはかつて私が2004年にMさんにより案内されたコースとほぼ同じであり、2007年に私がS谷さんを案内したコースとも同じです。


 

浦東から黄浦江の向こうに見える外灘を見ます。ここから外灘へ観光隧道を使うのも良いのですが、時間がないので、上海に来たなら一度は行かないといけない豫園(豫园)に向かいます。


 

渋滞に遭いながらも豫園に到着しました。私が2007年に行ったときは工事中の箇所がありましたが、すっかり工事は完了していました。久しぶりの豫園ですが、なんとも人で一杯でした。豫園をじっくり見回っても良いのですが、我々の目的は、





ここ、南翔饅頭店(南翔馒头店)の小龍包(小笼包)です。ここで昼飯と食べることにします。2階に上がり、階段右側奥の部屋、長興楼(长兴楼)で待機することにします。しかし、人が一杯でなかなかテーブルに着けません。そうしているうちに欧米人の一団に囲まれ、彼らは話し始めます。どうやら英語ではないようです。何語かなと思っていると、耳に「2(zwei)」の言葉が入ってきました。ドイツ語です。どうりで「...ch」とか「...en」とかドイツ語っぽい発音が聞こえるわけです。しばらくの間、ドイツ語が「听不懂(聞こえているけどわからない)」な状態で待っていると、店内に案内されました。




とりあえず、我々2人は55元の点心セット(配套点心)と10元の青島ビール(青岛啤酒)を発注しました。

<点心セットの内容:いずれも南翔饅頭店でのメニューより、()内は私の注釈>
特製蟹肉入り小龍<特制蟹肉小龙> 6個
精進料理の饅頭<净素菜包>(シンプルな野菜まん) 1個
もち米焼売<糯米烧卖> 1個
カレー入り焼き餃子<咖哩肉饺> 1個
西施の春巻<西施春卷>(西施風豆腐春巻) 1個
エンドウ豆入り饅頭<豌蓉秋叶包>(餡まん) 1個
金華ハム入りミニちまき<金腿小粽子> 1個
金運卵の糸のスープ<发财蛋丝汤>(錦糸卵のスープ) 1椀
果物(西瓜)<水果>

ちなみに、西施は春秋時代末期の美女の名前です。




点心セットを食べたのですが、やはりストローで飲む蟹みそ入りスープ饅頭<蟹黄就濯汤包>も食べたいと思ったものの名前が出てきません。困った我々は蟹みそ入りスープ饅頭を食べている人の方向を指し、「あれ」と行った後、ストローで飲む仕草をすることで、無事に蟹みそ入りスープ饅頭を食べることができました。とにかく美味しかったです。

ということで、南翔饅頭店の場所です。


その後、豫園より楽器の専門店街を抜け、大世界駅よりホテルに戻り、そこから南方商城へ向かい、上海事業所の日本人、中国人職員との夕食をとりました。
次回は、その夕食会についてです。

2009年12月6日日曜日

上海2泊3日の旅 ~本章その2・上海鉄軌道編~

上海虹橋美爵酒店(ホテル)での一泊目が終了し、11/22も前日同様いい天気に恵まれました。

 

ホテルの外観は上の写真の通りです。とにかく高さがあります。




このホテルは2階から最上階(確か28階ぐらいまであったと思います。)まで吹き抜けとなっており、上の写真のように宿泊した部屋(1220号室)がある12階から2階まで望むことができます。ちなみに、上の写真の2階部分は「汎亜風情餐庁(泛亚风情餐厅)」であり、今回のツアーでの朝食のお世話になった洋式バイキングのレストランです。西洋風のおかず以外に中華系、インド系、日本系、韓国系のおかずも結構あり、汎亜(全アジア)風情の餐庁(レストラン)の名前は伊達ではないようです。





レストランの入口で部屋番号を確認されるのですが、てっきり中国語で「房間号碼(房间号码)?」と聞かれると思っていたので、予想と異なり「Room Number?」と尋ねられ、「えっ!Y,Y,Yo. ちゃう、One-two-two-zero」と思考を中国語から英語に切り替えるのに時間がかかってしまいました。
レストランの味はというと、日本で宿泊したホテルも含め、美味しい部類に入る味でした。特にクロワッサンが良かったですね。さすが、フランス系のホテルです。
朝食も食べたので、近くの上海地下鉄2号線の類山関路駅(类山关路站)に徒歩で向かい、現在の東の終点である張江高科駅(张江高科站)へ向かいます。




さて、長堀鶴見緑地線とほぼ同じ黄緑色のラインカラーの2号線に乗り、張江高科駅(张江高科站)までやってきました。





駅を降りると、目の前には今風の路面電車が待っていました。しかし、張江有軌電車(张江有轨电车)は残念ながら、未だ試運転中で旅客営業を開始していませんでした。


 

「できれば、乗ってみたい。」そう思いつつも調試中(試運転中)なので、仕方がないかなと思っていると、K本さんが女性と子供が乗るところを見たらしいので、もしかすると乗れるのかと思い、2人とも車両のドアの前に立ち、ダメ元でドア開閉のボタンをポチッと押しました。そうすると、なんとドアが開き、中に入ることができました。内部は富山ライトレールのポートラムや万葉線のアイトラムに似ており、車窓を横に見るシートと車窓を背にするシートが混在する今時の超低床車の座席配置になっていました。
2人で内部にはいると、運転士があわててやってきました。「対不起、対不起(对不起,对不起)。○△※……。<申し訳ございません。(後は何を言ってるのかよくわかりませんでしたが、おそらく営業前なのでご乗車できません。のようなことを言っていたのだと思います。)>」「ああ、やっぱりあかんねやわ~。」と2人ともさっさと外にでました。




乗車を諦め、張江有軌電車をじっくりと観察することにしました。この張江有軌電車は従来の2本のレールと車輪で走る路面電車とは異なり、1本のレールとゴムタイヤで走るトランスロールというゴムタイヤトラムです。真ん中に案内軌条があり、電車の案内車輪により挟まれ、その進む方向を定める役割と架線から得た電気のマイナス側の役割を果たしています。
前面をよく見ると、ナンバープレートがあります。中国では路面電車もどうやら自動車と同じくナンバープレートが必要なようです。




わかりにくいですが、よく見るとゴムタイヤがあることがわかります。




折角なので、動画も撮ってきました。このトランスロール、一時は我が故郷、堺市でも検討され、現在シャープの工場となっている場所に実験線が設けられたこともありましたが、結局採用されませんでした。
話は逸れますが、堺市の場合、阪堺線というレールが標準軌(1435mm)、集電方式が架空線600Vの路面電車が走っているので、ネットワークを形成する意味でもこちらにすべきものだったのですが、これを検討している間に時間が経過し、現在のような計画中止の状況に陥ったのだと思います。


 

話は戻り、張江有軌電車を十分に堪能した後、世紀大道駅(世纪大道站)で千日前線とほぼ同じピンク色のラインカラーの6号線を撮影します。地下なのとホームドアの存在により先頭部分しか撮影できませんでした。


 

後述する観光スポットを巡った後、大世界駅(大世界站)で四つ橋線とほぼ同じ青色のラインカーラーの8号線を撮影し、帰路につきました。やはり、6号線と同様、先頭部分しか撮影できませんでした。
本来は9号線も撮影する予定でしたが、今回は見送りました。現在、上海は上海万博に向け、大阪万博開催前(1960年代後半)の大阪以上の地下鉄の建設ラッシュとなっていますので、またの機会があれば、新規開業路線も含め、撮影したいと思います。

次回は普通に上海観光スポットの話題です。

2009年12月3日木曜日

上海2泊3日の旅 ~本章その1・上海到着編~

前回は上海2泊3日の旅と記述しながら、ほとんど我が故郷・堺のネタでしたが、今回から上海旅行の本章になります。



関西空港国際線ロビーでチェックインを終え、日本円を人民元に換金し、手荷物検査を通った後、空港内のAGT(Automated Guideway Transit)に乗り、中間駅に降り、出国審査となります。
出国審査の場所では撮影禁止なので、当然写真はありませんが、一段高い場所にマスクをした出国審査官が座っており、私は久しぶりに開けたパスポートを見せ、少々緊張しながら出国審査を受けました。


 

出国審査後、搭乗時間16:25まで13番搭乗口でしばらく待機します。今回搭乗する便はNH153便つまりANAです。





あのANAなんです。  
マイレージカードも持っているANA派の私は国内線では常にANAを利用していましたが、国際線では全く乗ることがなかったので、すごく楽しみです。何せ、業務で上海へ行くときには航空会社が決められており、ANAは乗ることができませんでしたので。とにかく、ANAに乗れるんです!!マイルも貯まるので、一石二鳥です。おかげであともう少しで沖縄への往復特典航空券に手が届きます。





いよいよNH153便に搭乗し、離陸の時を待ちます。久しぶりの飛行機が上海行きになろうとは。前回が東京なので、8ヶ月ぶりです。
離陸して、しばらくすると、機内食が配られました。国内線と違い、国際線はこの機内食が提供されます。今回は洋風ハンバーグキノコ、サラダ、そば、プリンそしてビール(キリンの一番搾り)です。さて、その味はどうかというと、とても美味しく、「機内食って、こんなに美味しかったんだ!」と思わずつぶやく程でした。



座席横にはこのようなコントローラーがあり、これで映画やらバラエティ番組を見たり、ゲームで遊んだりすることができます。試しに、このとき見た番組は、




 「お試しかっ!」でした。


離陸から約2時間半経過し、NH153便はようやく上海浦東国際空港(上海浦东国际机场)に到着しました。 浦東空港では現地の案内ガイドが待機しており、宿泊先である上海虹橋美爵酒店(上海虹桥美爵酒店;Grand Mercure Hotel)まで案内してくれました。しばらく待っていると、使い込まれたバンがやってきました。バンに乗車し、出発したのは良いのですが、この運転が荒いこと荒いこと。(と言っても上海では普通ですが。)割り込み、無理な車線変更はもちろんのこと、パッシング、クラクションといったありとあらゆる手段を駆使していました。まあ、できるだけ速くホテルに到着しようとしていたんでしょうが。ある程度、このことを知っている私はともかく、上海初体験のK本さんにはちょっと刺激が強かったかな~。また、ホテルへ行く途中、2010年の万博会場の近くを通ってくれたのは良かったですね。


 

ホテルに到着し、チェックインをすませ、部屋にはいると、少々驚きました。部屋にはキッチンがあり、電子レンジとドラム式の洗濯機が設置されていました。いやはや、私の今まで宿泊した上海のホテルとはどうやらレベルが違うようです。




ベッドです。このベッドからはテレビを寝ながら見ることができるようになっています。ちなみに、液晶テレビがかけられており、NHK-BSも見ることができました。




バスルームです。シャワーの湯温の安定度は上海でのマンションも含め、一番良かったです。ただし、シャワーの出方がいまいち調子が悪かったようです。



治安の良い日本ではあまりお目にかかれない貴重品用のロッカーです。ここに貴重品を入れ、鍵をかけることにしました。
このホテルの別名がGrand Mercure Hotel(グランメルキュールホテル)というくらいなので、おそらくフランス系のホテルだと思いますが、この上海虹橋美爵ホテルの宿泊した部屋は全体的にほぼ満足でした。
できれば、会社の出張もANAで、こんなホテルに宿泊できれば快適なんですがね。贅沢かな?

この後、あらかじめ待ち合わせをしていた上海事業所のM田さんと一緒に近くの食べ放題のしゃぶしゃぶを目一杯食べました。M田さん、寒いのにわざわざ虹橋まで来ていただきありがとうございました。

ちなみに、上海虹橋美爵ホテルは下記の場所にあります。


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次回はK本さんのアテンドとはほど遠い私の趣味全開のネタです。

2009年11月25日水曜日

上海2泊3日の旅 ~序章:三宮・堺編~

今回も諸般の事情により、中国・上海2泊3日の旅を先に記述します。
そもそも、何故、上海に行くことになったかというと、K本さんが上海の事業所がいったいどういうところか知りたいということがあり、勤労感謝の日が絡む11/21~23に上海に行き、中国では平日である11/23に会社の上海事業所を訪問しようということになりました。私はというと、過去4回の出張で残してきた荷物を回収するとともに、上海地下鉄2号線の張江高科駅に接続する有軌電車、つまり路面電車を撮影に行こうという意図もあり、一緒に行くことになりました。
中国に行くので、まずは西脇から関西空港に車で行くことにしました。私の自宅とK本さんの自宅の場所的な関係から「Tramway Killer号」を使用することとしました。



K本さんが神戸三宮に要件があるため、高速道路に乗らず、加東市、小野市、三木市、神戸市と一般道を用い、三宮まで来ました。K本さんが用事を済ましている間、私はJR三ノ宮駅に入場券で入り、隣の阪急神戸線を撮影します。
再び、K本さんと合流した後、阪神高速に乗り、昼食を食べるため、我が故郷、堺へ立ち寄ることにしました。





ということで、前自宅のあった場所に近い、ゲコ亭で昼食をとることにします。




少々、割高になりますが、このゲコ亭の白飯がやはり美味しい!!ご飯がつやつや光っており、口の中に入れると、適度な柔らかさと米の甘さが良いです。




さて、ゲコ亭まで来たのなら、デザートにはやはりかん袋のくるみ餅を食べないわけにはいきません。そこで、阪堺線の通っている大道筋を横断し、更に前自宅に近づき、かん袋に向かいます。




かん袋で食べるのは氷くるみです。この氷くるみは通常のくるみ餅(写真では上の方)にかき氷をぶっかけるもので、こくのあるくるみ餅の甘さがほどよく薄まり、サクサクっと口の中に入っていきます。私は真冬の寒い時期にもこの氷くるみを食べます。ちなみに、初体験のK本さんは通常のくるみ餅をまず食べました。当然、通常のくるみ餅も美味しいですよ。




ゲコ亭、かん袋と十分に堺グルメを満喫した後、再び阪神高速で関西空港まで向かいます。この日は天気が非常に良く、また、車もスイスイと運転できたので、気持ちよく運転ができました。特に、関西空港連絡橋の景色が良く、前面には1週間前に通った明石海峡大橋がはっきり見えました。
関西空港に到着後、車を業者に預け、国際線チェックインカウンター(北)へと向かいます。いよいよ、関西空港から上海浦東空港へと向かいます。

上記で紹介したゲコ亭は下記の場所にあります。

また、かん袋は下記の通りです。


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いずれも、 売り切れると閉店するので、早めに訪問した方が良いと思います。