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2007年8月5日日曜日

盲腸線の旅(第17回)~阪神西大阪線・尼崎駅

今回は阪神西大阪線の起点の尼崎駅です。
この西大阪線を盲腸線に含めるかは論議のあるところだと思います。
  • 1965年(昭和40年)9月~1974年(昭和49年)11月まで、西大阪線・阪神本線直通の「西大阪特急」が運転されていたこと
  • 西大阪線の路線距離が6.3kmであること(一応の目安とした5kmを超えている。)
  • 2009年春に完成予定の西九条駅~近鉄難波駅間が開通されると、阪神本線・三宮駅から阪神西大阪線・近鉄難波線を経て、近鉄奈良線・近鉄奈良駅の運転が行われ、阪神本線への直通が復活すること及び近鉄線への相互乗り入れが行われること
しかし、次の点で西大阪線を盲腸線に入れることとします。
  • 「西大阪特急」の運用が終了した後、西大阪線内の線内折り返し普通電車のみの運用となり、阪神本線への直通運転がないこと
  • 尼崎駅~大物駅間(0.9km)は阪神本線及び阪神西大阪線が重複している区間であり、分岐する大物駅~西九条駅間の路線距離が5.4kmであり、一応5km程度であること(ちょっと無理があるなあ~
  • 執筆時(2007年夏現在)の状況では西九条駅~近鉄難波駅はまだ未完成であること(それに今を逃すと、盲腸線として扱えないじゃないですか。ほんと強引
もともと、西大阪線は阪神間の高速新線の一部として作られたものです。西大阪線の駅は尼崎駅、大物駅、出来島駅、福駅、伝法駅、千鳥橋駅及び西九条駅の7駅です。


阪神・西大阪線・尼崎駅・駅前広場側(2007年8月5日) 

尼崎駅は阪神本線との接続駅となっています。駅の北側にある駅前広場(尼崎中央公園)は2003年及び2005年の阪神タイガース優勝当日、群衆が集まり、お祭り騒ぎになっている様子がTV中継されていました。


阪神・西大阪線・尼崎駅・西大阪線4番線(2007年8月5日) 

現在(2007年8月)、尼崎駅は島式ホーム3面5線となっており、西大阪線は4番線から発着しています。


阪神・西大阪線・尼崎駅・4番5番線(2007年8月5日)

隣の5番線には阪神本線の三宮方面普通電車が停車し、同一ホームで西大阪線と乗り換えできるようになっています。また、5番線はホームに挟まれており、阪神本線・普通電車は両側の扉を開き、6番線の阪神本線・三宮方面優等電車からの降車客が5番線の普通電車を経由し、4番線の西大阪線電車に同一平面上で乗り換えることができるようになっています。


阪神・西大阪線・尼崎駅・3番線予定(2007年8月5日)

現在2番線と3番線のホームは工事中であり、このホームが完成すると、尼崎駅は島式4面6線のホームとなり、西大阪線延伸完成後には1番線・2番線が阪神本線・梅田方面ホーム、3番線が阪神西大阪線・近鉄難波方面ホーム、4番線が阪神西大阪線・三宮方面ホーム及び5番線・6番線が阪神本線・三宮方面ホームの構成となります。
次回は大物駅の予定です。

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