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2007年9月4日火曜日

盲腸線の旅(第24回)~南海汐見橋線・汐見橋駅

今回は南海汐見橋線の起点の汐見橋駅です。 この汐見橋線についても盲腸線に含めるかは論議のあるところだと思います。
なぜなら、現在も南海高野線(汐見橋駅~極楽橋駅、64.5km)の起点であるからです。しかし、岸里玉出駅で岸里玉出駅~極楽橋駅及び汐見橋駅~岸里玉出駅に分断されており、前者は南海本線(難波駅~岸里玉出駅)の東線に乗り入れ、実質的な大阪側の起点を難波駅としている幹線であるのに対し、後者は基本的に全日終日30分間隔、線内運転のローカル線となっています。このため、本ブログでは汐見橋線(汐見橋駅~岸里玉出駅、4.6km)を盲腸線として扱います。
汐見橋線の駅は汐見橋駅、芦原町駅、木津川駅、津守駅、西天下茶屋駅、及び岸里玉出駅の6駅です。


南海・汐見橋線・汐見橋駅・駅舎(2002年12月31日)

汐見橋駅は時間が止まったかのように見え、おそらく長い間変化がないものと思われます。なお、大阪市内にありますが、閑散としており、とても大手私鉄の大阪側の起点駅とは思えない風情が漂っています。ちなみに、上の写真も2002年12月31日に撮影したもので、撮影場所の歩道橋は阪神なんば線の工事のため、撤去されていますが、汐見橋駅は2007年現在とほとんど変っていません。


南海・汐見橋線・汐見橋駅・古い観光案内図(2006年8月14日)

この汐見橋駅駅舎の中には、かつての始発駅としての名残があります。改札口の上には昭和30年代の南海沿線観光案内図が掲げられています。昭和30年代とあって、南海天王寺支線、平野線、北島支線、和歌山軌道線、淡路交通の鉄道線が存在します。また、大阪環状線はまだ完成しておらず、泉北高速鉄道もなく、和歌山港線も廃止された水軒まで伸びていません。
なお、この観光案内図はあちこちに亀裂、剥離が目立っているので、いつまで保つかが心配です。この観光案内図は2006年8月14日に撮影しました。


南海・汐見橋線・汐見橋駅・ホーム(2002年12月31日)

汐見橋駅は1面2線の頭端式ホームとなっています。なお、大阪市営地下鉄千日前線桜川駅と接続しており、将来は阪神なんば線桜川駅とも接続する予定です。上の写真は2002年12月31日に撮影したものです。
次回は芦原町駅の予定です。

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