私のお気に入りのウェブサイトに御かぞくさま御いっこうがあり、この中の都道府県を擬人化した「四国四兄弟」があります。初期の頃はその名の通り、四国四県のネタが多く、私の両親が徳島県人であり、私自身も大阪、広島及び兵庫とその周辺地域に居住し、徳島や愛媛(主に松山)、高知によく行っていたので(香川県の皆様ごめんなさい)、関西、中国四国地方の細かい県民気質の違いに「うん、そうそう。」とうなづきながら見ています。(特に、兵庫県を1つのキャラとして扱わず、神戸、播磨、丹波、但馬、淡路と分けているところが、秀逸です。)
ところで、大阪の堺生まれの堺育ちな私は主に大阪弁を使用していますが(とはいえ、広島と東京を渡ってきたため、ライトな大阪弁になっているようですが)、 現在の居住地の西脇は播磨地区であり、私の周りには播州弁使いがほとんどです。この播州弁の語彙の中に大阪人にはわかりにくいものがあります。例えば、「めげる(壊れる)」「こんまい(ちいさい)」「べっちょない(問題ない)」「へてから(それから)」の言葉があり、前後の意味を考えれば、理解できる場合もありますが、最初に聞いたときは頭の中に感嘆符と疑問符がぐるぐるまわるかもしれません。(中国地方との共通語彙もあるようで、私は広島に居住していた経験が役立ったこともしばしばありました。)
その中で、前述の「四国四兄弟」の落書き127で忙しい「東京」に手伝いを申し出た「播磨」が作業の手伝い中に、『本当「東京」は忙しいなあ!』というために播州弁で『本当「東京」はあつこましいなあ!』という四コマ漫画が掲載されてました。播州弁で「あつこましい」または「あつかましい」は「忙しい、または(ものが)散らかっている」ことをいうのだそうです。
これは誤解するわと思っていたら、翌日、現在は西脇市に属しているバリバリの黒田庄生まれの黒田庄育ちのkiribooさんが忙しい私の様子を見て一言、
「shrikeさんはあつかましいですね。」
前日に「四国四兄弟」を呼んでいて誤解せずにすんだと思うと同時に、kiribooさんに「そのあつかましい、ていう言葉、播州の人は誤解せぇへんからええけど、他の地域の人に言うときは気ぃつけたほうがええで。間違いなく誤解するから。」と忠告することになりました。
同じ関西でもこんなに言葉が違うものなのですね。
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