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2008年12月1日月曜日

さようなら0系新幹線

JR山陽新幹線・新大阪駅・0系新幹線と撮影者(2008年11月24日)

2008年11月30日を最後に、東海道新幹線が開業したときの形式である0系新幹線が定期運用から離れました。上の写真はその1週間前の11月24日ですが、このときも大勢の人々が0系新幹線が停車した新大阪20番線、その隣の21番線に集まり、様々なカメラで撮影していました。
私にとっての新幹線初乗車は中学時代の修学旅行(1984年頃)で乗ったのが初めてです。このときの新幹線は0系新幹線でした。とにかく、初めての新幹線はドキドキわくわくしながら乗車し、とにかく車窓の景色が早く流れていくのが印象的でした。
その後、高校時代には新幹線に乗ることなく、大学時代もお金に余裕があったときに、速達型でない「ひかり」の自由席に乗るだけだったので、ほとんど0系を1号車の乗車位置で待っていた記憶があります。(たまにしか100系や300系に乗れなかったですね。)


JR山陽新幹線・新大阪駅・0系新幹線(2008年11月24日)

0系の後継車種として、100系、300系、500系、700系、N700系が登場しましたが、100系は廃車が進み、山陽新幹線にのみ存在し、300系も廃車が始まり、500系は山陽新幹線のこだまの運用が決定され、新幹線の車両形式としての寿命がどんどん短くなっているような気がします。
ちなみに、GS美神のアニメ第11話に「霊列車で行こう!!」では、廃車された新幹線車両(絵から判断すると0系新幹線)が登場しました。あらすじはその廃車車両に悪霊がたくさん取り憑き、霊列車として新幹線のダイヤを乱していたので、鉄道会社から依頼された美神令子たちが霊列車の乗り込み、悪霊を退治し、そのことにより廃車車両の付喪神(「新幹線の心」と称していました。)が悪霊から解放され、成仏していく話でした。
そんな「新幹線の心」の台詞が作中で次のように語られました。
「私の心の中にはこの新幹線を喜んでくれた人たちのたくさんの想い出があります。みんな、私のことを本当に愛してくれました。そんなすばらしい想い出がたくさんあるからこそ、思い残すことなく天国に行けるのです。私、とても幸せでした。」
残っている0系新幹線は廃車にはなっていませんが、多くの人々に見送られ、同じような思いで引退するのかもしれません。
さようなら、0系新幹線。

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