先週、京阪大津線の放課後ティータイムトレイン(けいおん!ラッピング電車)の動画及び写真を撮影に行きました。しかし、動画編集の際、2、3話程度しか見ていなかった「けいおん!」のことをしっかりと知っておかなければならないと感じ、この1週間、「けいおん!」(1期全12話+2話)の全話及び「けいおん!!」(2期全24話+3話)の半分を視聴しました。そうしてみると、動画編集にあれもこれも入れたいと考えるようになり、再び大津へ向かうことにしました。
今回は、病院の都合で堺浜より出発です。出庫の様子を撮影すべく、堺を午前1時20分に出発し、ラジオ関西のアニラジを聞きながら、阪神高速、名神高速と乗り継ぎ、桂川PAでプランを立て、2時間程度の仮眠をとり、京都東ICから国道161号線・西大津バイパスでJR大津京駅前(京阪・皇子山駅との乗換駅)の駐車場に車を駐め、錦織車庫のある近江神宮駅まで徒歩で向かいます。
夜明け前の近江神宮前駅で出庫する大津祭ラッピング電車の609-610号をまず撮影し、日出とともに出庫してくる映画けいおん!613-614号も撮影しました。南側の石山坂本線の起点・石山寺駅へ向かい、阪急甲陽線で行ったように石山寺駅から坂本駅へ向かう613-614号の動画を撮影しました。
しかしながら、阪急甲陽線は盲腸線であり、夙川-甲陽園駅間2.2kmしかないため、同じ編成が同じ方向で戻ってくるのに20分程度待てばよいのですが、京阪石山坂本線は石山寺-坂本駅間14.1kmあるため、70分から80分しないと戻ってきません。(時間差があるのは一部坂本駅折り返しではなく、途中の近江神宮前駅折り返しがあるため。)そのため、朝の5時から夕方の18時まで撮影に追われることとなりました。
とは言え、その途中には出会いがありまして、浜大津駅では、私とほぼ同じ年齢の男性が声をかけてきました。話の内容を聞いていると、どうやら京都市内在住の「けいおん!」ファンで、その中でも上の写真の「ムギちゃん」こと琴吹 紬のファンでした。私が兵庫県の西脇市から来たことを知ると、(大津・京都から見て)神戸の向こうで和田山の手前にあることを認識した上で、随分と遠いところから来ましたね、と感心されました。(実際には、大津市、京都市そしてもちろん西脇市も北緯35度上にあるので、大津・京都からはちょうど西になるのですが。)
http://maps.google.co.jp/maps?q=%E8%B1%8A%E9%83%B7%E5%B0%8F%E5%AD%A6%E6%A0%A1&hl=ja&ie=UTF8&ll=35.203655,136.232271&spn=0.026089,0.052958&oe=utf-8&client=firefox-a&fb=1&gl=jp&cid=0,0,14647792719787497644&t=m&z=15&vpsrc=6&layer=c&cbll=35.203655,136.232271&cbp=12,0,,0,0&photoid=po-30708992
その「ムギちゃん」ファンの男性は京都市内から作品中の舞台と思われる豊郷小学校旧校舎群に10回訪問し、豊郷小学校(上の地図の印の場所、地図下のリンク先はgoogleマップでの写真)での様子を詳細に説明してくれたおかけで、豊郷小学校での誕生会等の様子が目に浮かぶようでした。「ムギちゃん」グッズも多数収集しているようで、あつく「ムギちゃん」のことを話していました。あまりに濃い内容なので、1週間、「けいおん!」を勉強していなかったら、話について行けないところでした。
ただ、京阪石山坂本線のことはあまりくわしくないみたいなので、浜大津駅から終点の坂本駅まで同乗することにしました。坂本駅で色々と撮影した後、もっと撮影したそうな感じだったので、起点駅の石山寺駅なら京阪石山駅で大半の乗客が降り、残っているのはけいおん!ファンの同業者たちが大部分なので、撮影しやすいのでは、と勧め、併用軌道での動画撮影のため、坂本駅から三井寺駅まで同乗し、三井寺駅で別れることになりました。
さて、その三井寺駅を降り、動画撮影の準備をしていると、今度は私の親父とほぼ同じ年齢の男性が声をかけてきました。話の内容を聞いていると、どうやら地元在住の鉄道ファンの方で、石山坂本線をよく写真撮影し、当日はビール電車を追いかけているとのことです。私が兵庫県の西脇市から来たことを知ると、随分と遠いところから来ましたね、とやはり感心されました。よくよく考えてみると、私が路面電車撮影のため、札幌、函館、熊本や鹿児島に平気に行っているので、同じ関西の大津は遠いと感じていなかったですが、直線距離100km先から来たというのは十分に遠いですね。
その石山坂本線を撮影している男性は昔から撮影しているようで、京阪大津線のラッピング電車の種類や、撮影時の逸話、桜の話等を聞くことができ、大変参考になりました。石山坂本線のダイヤは頭に入っているようで、次は○○時○○分頃にここを通過するというぐらいでした。
そこで、専用軌道区間のおすすめの撮影ポイントを尋ね、その場所で撮影することになりました。
三井寺駅から西北西に200mほど歩いた場所にある長等学校道踏切がその場所です。動画でもわかるとおり、カーブ、短い直線そしてS字カーブと連続しており、構図的にも音声的にも良い場所です。さすがに地元の鉄道ファンは違います。
「けいおん!」ラッピング電車の話に及ぶと、沿線の撮影者が増えたという話とお孫さんが「けいおん!」ファンでラッピング電車の写真をあげると非常に喜ばれたという話を聞かせていただきました。
浜大津の朝市のイベントに出場している奥さんのところへと向かうため、年配の男性と私は別れました。
その後、浜大津~三井寺間の併用軌道上で撮影し、年配の男性にもう一つ教えていただいた南滋賀駅のアップダウンのある長い直線で撮影を行いました。ここも撮影はしにくいものの、いい感じの写真がとれる場所でした。
「けいおん!」ラッピング電車が坂本駅を折り返し、再び南滋賀駅に到着するのを坂本駅方面行きホームで待っていると、停車した坂本行き電車から「やあ、どうも」と先ほどの年配の男性と再会しました。まあ、住まいが南滋賀駅のひとつ坂本駅寄りの滋賀里駅にあるとは聞いていたものの、再び会えるとは思いませんでした。
終点の坂本駅に到着し、夕方の「けいおん!」ラッピング電車の終点到着の動画を撮影し、「けいおん!」ラッピング電車に乗り、夕食を食べるため、浜大津駅に向かいました。夕食後、浜大津駅から皇子山駅に向かおうと考えていると、もしかすると、とは思っていたものの、「やあ、どうも」と今度は「ムギちゃん」ファンの男性と再会した時には驚きました。しかも、京都の自宅に一旦戻り、散髪をした後、再び大津に来たようでした。なお、石山寺駅~坂本駅を何度か往復しているみたいで、三井寺駅付近で先ほどの年配の方と一緒にいるところも見ていたとのことでした。浜大津駅での撮影に専念されていたようなので、私が603-604号の坂本駅行き電車に乗る際に、次の電車が「けいおん!」ラッピング電車ですよ、といいながら別れを告げました。
皇子山駅に着いた後、再び車に乗り、国道161号線、国道1号線、国道9号線と渋滞の中、乗り続け、先週と同じコースで西脇へと帰ることとなりました。
ほぼ徹夜で過ごしていたので、午後10時前に帰宅した後、すぐに眠りにつき、翌日はそのまま爆睡していました。
ま、それにしても旅先でのこういう出会いというのもいいものだと思いました。
ところで、毎週のように遊んでばかりで、仕事はちゃんとしているのかって?
Please don't say "You are lazy."
でもこんなことをしているのは本当はcrazyかもしれませんけどね。
ただ、仕事は一応しているとは思います。
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