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2011年3月21日月曜日

堺っ子の兵庫県旅行記・第7回(小野市)


半年ぶりの堺っ子の兵庫県旅行記の第7回は摂津国ではなく、播磨国の小野市です。
小野市は播磨国にあり、摂河泉の堺市出身の私には少しイメージしにくい場所です。そろばんが名産品です。
なお、諸般の都合により暑さがようやく落ち着き始めた春木だんじり祭の翌週の取材を寒さがようやく落ち着きつつある時期にアップしています。



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今回は電車ではなく、車で回ることとします。今回はひまわりの丘公園からスタートします。なお、上の地図にあるマゼンダ色の印の場所を訪れました。


(写真①-1)

では、ひまわりの丘公園に入ります。


 (写真①-2)

このひまわりの丘公園はその名の通り、花畑にひまわりが植えられているばかりか、季節により菜の花、コスモスが植えられています。また、遊戯施設、レストラン、小野の物産、野菜及び米パンを販売する場所もあり、市民がたくさん訪れています。


(写真①-3)

ひまわりの丘公園にはキツネ塚古墳群がありますが、こんもりとした土盛なので、見つけにくいかもしれません。


(写真②-1)

ひまわりの丘公園を離れ、南東にある浄土寺に向かいます。境内へ入るのに拝観料は必要ありません。浄土寺は平安時代末期~鎌倉時代初頭にあたる建久年間(1190年~1198年)に創建された高野山真言宗の寺院であり、本尊は薬師如来と阿弥陀如来です。


(写真②-2)

浄土寺の境内中央にある池の東側にある薬師堂です。近世では本堂として扱われていました。「浄土寺縁起」によると、後述する広渡廃寺の本尊であった薬師如来坐像をこの薬師堂に安置されたとのことです。この薬師堂は永正14年(1517年)に再建されたものです。ちなみに国の重要文化財に指定されています。


(写真②-3)

次に浄土寺の境内中央にある池の西側にある浄土堂です。浄土堂は国宝に指定されており、建久5年(1194年)に上棟され、「天竺様」という建築技法を用いています。東大寺南大門とともに「天竺様」を伝える貴重な建物であり、お堂としては日本唯一のものです。
薬師堂及び浄土堂の東西の配置は東方瑠璃光世界の教主である薬師如来がいる場所、西方極楽浄土の教主である阿弥陀如来がいる場所に合わせています。


(極楽寺浄土寺のパンフレットより引用)

また、浄土堂には仏師快慶による阿弥陀三尊像があります。この阿弥陀三尊像も国宝に指定されています。なお、この阿弥陀三尊像は写真撮影禁止のため、浄土寺のパンフレットのものを引用しました。好天の日には堂背の蔀戸から射し込む西日が床に落ち、その反射を背景に西方浄土から雲に乗り、早来迎される阿弥陀三尊の姿を拝することができるとのことです。
なお、この阿弥陀三尊像がある浄土堂に入るには拝観料が必要となります。

<浄土堂の拝観について>
拝観時間:
9:00~12:00、13:00~17:00(4月~9月)
9:00~12:00、13:00~16:00(10月~3月)
(12月31日及び1月1日は拝観できません。)
拝観料:500円


 (写真③-1)

さて、浄土寺から少し移動し、共進牧場にやってきました。共進牧場といえば、サンテレビで放映されていたCMを思い出します。


(Astalot117さんがアップした共進牛乳CMの動画、YouTubeより)

『きょうしんぎゅ~うにゅ~う、よ~いぎゅ~うにゅ~う(共進牛乳、良い牛乳)』のCMソングが私には印象に残っています。そういえば、写真③-1の建物は1970年代からあるのですね。


(写真③-2)

牧場なので、当然のことながら牛がいます。


(写真④-1)

また、国道175号線(小野バイパス)を越え、旧国道175号線方面に向かうと、浄土寺で少し触れた広渡廃寺跡歴史公園があります。この広渡寺は平安時代後半まで続いていましたが、その後荒廃しました。基壇と呼ばれる建物の基礎部分があるため、建物の配置がわかります。


(写真④-2)

この史跡の端に1/20スケールの伽藍縮小模型があり、往事の様子を偲ぶことができます。かなり大規模な寺院だったようです。
<広渡廃寺跡歴史公園の利用>
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)入園料:無料


 (写真⑤-1)

さて、今回の締めも温泉です。今回は白雲谷温泉ゆぴかです。湯量及び成分とも豊富であり、三木断層から湧出した温泉基準の14倍以上の成分を含んだ温泉は疲れを癒すには十分です。


 (写真⑤-2)

この白雲谷温泉はその名の通り、白雲谷池のほとりより湧出しています。そのため、このような美しい景色を眺めながら、温泉に入ることができます。

<白雲谷温泉ゆぴかの利用について>
営業時間:10:00~22:00(年末年始、施設定期点検日は休み)
入浴料:大人(中学生以上)600円 小人(小学生)300円
ウェブサイト:http://www.yupika.com/op.html


(写真⑤-3)

白雲谷温泉で汗を流し、疲れを癒した後はやはりフルーツ牛乳でしょう。共進牧場のフルーツ牛乳をグイッと飲み干し、白雲谷温泉を後にしました。
今回は小野市の郊外を主に訪問しましたが、小野市中心街もいずれ訪問したいと思います。
次回は神戸市北区です。

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