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2010年8月29日日曜日

堺っ子の兵庫県旅行記・第3回(神戸市垂水区)

(赤い地域が今回訪れる神戸市垂水区)
(ピンクの地域が既に訪れた市町村)

堺っ子の兵庫県旅行記の第3回は摂津国を離れ、播磨国の東南端である神戸市垂水区です。
神戸市垂水区といえば、世界最長の吊り橋である明石海峡大橋がある場所です。
神戸市垂水区にはかつて塩屋から東垂水までの間に複数の滝(垂水)があり、それが名前の由来となっているそうです。
(私の)垂水区のイメージとは山と海が接近しており、国道2号線、JR山陽本線(電車線と列車線;執筆時点では電車線は普通車や快速電車が走る線路、列車線は新快速電車や特急、貨物列車が走る線路)、山陽電鉄と狭いところに重要な道路や線路が集まっている交通の要衝といったところです。



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上の地図にある緑色の印の場所を訪れました。三度目になりますが、地図上の印をクリックすると、吹き出しが現れ、簡単な説明が出てきます。その○囲みの数字と下の写真及び動画の数字は対応しています。


(写真①-1)

今回は明石海峡大橋の主塔に行くことができる明石海峡大橋ブリッジワールドに参加しました。とりあえず、明石海峡大橋の真下まで来ました。


(写真②-1)

今回の目的地はこの明石海峡大橋・垂水側主塔の上です。


(写真①-2)

明石海峡大橋ブリッジワールドの集合場所である橋の科学館に入ります。この橋の科学館に入り、明石海峡大橋建設の歴史を綴ったDVDを鑑賞し(このDVDは見学終了後、頂きました。)、内部の展示物をガイドさんの説明付きでじっくりと見学した後、いよいよ明石海峡大橋に入ります。


(写真③-1)

ごらんの通り、ブルーのヘルメット、グレーのベスト及び通信機を装備した状態で、我々は舞子海上プロムナードの入口がある舞子側アンカレイジから入ります。


(写真③-2)

2008年11月24日以来の舞子海上プロムナードをまず通ります。ここは空調が効いているので、非常に快適です。


(写真③-3)

舞子海上プロムナードの途中の非常口から橋桁の下に降りていきます。降りていくための階段も無骨な非常階段のようなものです。




(写真③-4)

いよいよ橋桁の下にある作業用の通路に降り立ちました。何の飾りっ気もありません。


(写真③-5)

作業用通路は溝のフタとしてよく使用されている格子状の金属板となっており、明石海峡が丸見えとなっています。写真では海面からの高さがよくわかりませんが、40m以上の高さがあり、高所恐怖症の人にとっては恐ろしい場所です。


(写真③-6)

明石海峡大橋には本州と淡路島とのライフラインが設置されています。上の写真は水道管です。本州からの水道管により、淡路島は慢性的な水不足から解放されました。


(写真③-7)

こちらは一見、通路のように見えますが、蓋の下には高圧電線が入っています。


(写真④-1)

ようやく、主塔までたどり着きました。写真④-1でもわかるように広いスペースがあります。


(写真④-2)

主塔の土台部分です。釣り船が停泊していましたが、釣り船との比較で主塔の土台部分が大きいことがわかります。



(写真④-3)

主塔の下には吊り橋を支えるケーブルの環境を常に一定にするための送風機が動いていました。湿度40%以下の風を送り、ケーブルの環境を制御することで、錆等の腐食を防ぎ、明石海峡大橋を長く保たせるようにしているとのことです。
では、いよいよ主塔に登ります。


(写真④-4)

主塔にはエレベーターが設置されており、このエレベーターで一気に高さ300m弱まで上がります。エレベーターの操作部分が主塔の図になっていたのが印象的でした。


(写真④-5)

エレベーターを降り、階段をほぼ1階分登ります。


(写真④-6)

主塔の上にたどり着きました。階段はスライド式のドア(というより蓋)がありました。


(写真④-7)

主塔の上は写真④-7のようになっており、案外広いスペースとなっています。ちなみに、ケーブルの上にまで行くことができるようです。


(写真④-8)

主塔の上からの眺めをご覧ください。まず、舞子側です。


(写真④-9)

次に、淡路島側です。


(写真④-10)

続いて、垂水、塩屋方面です。手前に垂水、塩屋地区が見えています。その後方の須磨の鉢伏山が見え、その背後に和田岬、ポートアイランド及び神戸空港が見えます。さらに遠くをよく見ると、阪神間、大阪の大きなビル群もうっすらと見えています。


(写真④-11)

最後に明石方面です。先ほどの垂水、塩屋方面とは異なり、急峻な山々はなく、播磨平野のなだらかな地形が続いています。

(写真④-12)

十分に主塔からの景色を堪能した後、下におり、作業用通路を通り、戻ります。なお、途中から往路とは異なり、細い作業通路を通ることとなりました。
作業用通路から再び舞子海上プロムナード、さらに橋の科学館に戻り、お開きとなりました。


(写真②-2)

この明石海峡大橋のそばには辛亥革命、その後の中華民国に関わった孫文の記念館があります。



(写真⑤-1)

橋の科学館を後にし、山陽電車で一駅神戸側に移動し、霞ヶ丘駅の近くにある兵庫県最大の前方後円墳である五色塚古墳に向かいます。大きさは堺にある御廟山古墳ぐらいです。


 (写真⑤-2)

この五色塚古墳は敷地内に入ることができるのが特徴です。堺にある古墳群は中にはいることはできません。


(写真⑤-3)

前方部から後円部を撮影してみました。


(写真⑤-4)

逆に後円部から前方部を撮影しました。背景に明石海峡が写っています。


 (写真⑤-5)

五色塚古墳からの明石海峡大橋です。


(写真⑥)

五色塚古墳の隣には小壺古墳がありますが、ここには立ち入ることはできません。



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五色塚古墳付近を去り、東へ向かい、須磨区との境界付近に向かいます。


(写真⑦)

山陽電車の滝の茶屋、山陽塩屋駅の山側にはジェームス山と呼ばれる高級住宅地があり、多くの洋館が残っています。北野の異人館と異なり、実際に住人がおり、また外国人も多く居住しているとのことです。ちなみに、写真⑦は旧後藤邸です。


(写真⑧)

更に、東に進み、須磨区との境界には堺川(または境川)があります。この川を境に播磨国に属する垂水区(写真⑧左側)と摂津国に属する須磨区(写真⑧右側)に分かれます。山陽電車の鉄橋ではなく、川を写したかったところですが、あまり美しくなかったので、写真⑧のようになりました。
では、最後に須磨浦山上遊園に向かいます。が、時間がなくなったので、日を改めることにしました。


(写真⑨-1)

11日後に須磨浦山上遊園に来ました。須磨浦山上遊園という名称から須磨区にある印象がありますが、実際には須磨区と垂水区にまたがっています。ただし、この垂水区側の須磨浦山上遊園は垂水区側からは徒歩で山登りすることとなり、須磨区側の須磨浦公園駅より、様々な乗り物を利用し、来ることがほとんどです。


(写真⑨-2)

西部展望台にやってきました。


(写真⑨-3)

西部展望台より明石海峡大橋を撮影しました。手前に塩屋、垂水の町並みが見えます。


(写真⑩-1)

垂水側から須磨側へリフトを利用して向かいます。リフトは谷にまたがっており、この谷が摂津・播磨両国の境界となっています。


(写真⑩-2)

谷には両国橋という名称の橋が架けられており、その下には堺川(境川)が流れています。では、播磨国(垂水区)から摂津国(須磨区)に入ります。
ということで、次回は神戸市須磨区となります。

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