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2011年12月1日木曜日

ルーツ探しの旅

ルーツ探しといっても、私のルーツではありません。私の母のルーツです。所用のため、11月12日に徳島から両親が堺へ出てくることになりました。そのついでにルーツ探しのため、神戸を経由するとのこと。ちなみに、私の母は実質徳島県人なのですが、出生地が神戸市の新開地付近という神戸っ子なのです。折角なので、補正予算作成という重要な仕事があったのですが、堺まであのTramway Killer号を乗り付け、神戸まで案内することにしました。
母の生まれた場所の周辺には神戸高速鉄道の大開駅があります。とはいえ、この辺りは1995年(平成7年)の阪神淡路大震災、1968年(昭和43年)の神戸高速鉄道の開通そして1945年(昭和20年)の神戸大空襲により母の生まれたときから随分と変化、というより激変しています。
母の父、つまり私の祖父は戦時下に出征し、肺結核を患い、母が生まれる前に亡くなっています。その後、母の母、つまり私の祖母が神戸を離れ、徳島で母を育てていったとのことです。母によると、戦時中及び終戦直後の混乱もあり、母の父の墓がどこにあるかもわからないとのこと。って私が生まれてから随分と年月が経っているけど、初めて聞いたぞ、その話。結局、母の父の墓の手がかりはわかりませんでした。
それにしても、母の誕生や、神戸大空襲前に祖母と母が神戸を離れる際どさを考えると、私やどりあんの命も結構危ういものだったようです。ちなみに、父も病気がちで抗生物質ペニシリンが入手できるようになったことで死ぬこともなく、健康に過ごせたとのこと。ますますこの命は大切にしないといけないなと改めて感じた私でした。
(でも、私もどりあんも未婚であり、子供もいないので、2人の血統は断絶の危機にはあるのですが。)
ちなみに、両親は因縁の神戸に徳島から出てきたのですが、いろいろなことがあって神戸を離れ、私が生まれる前に堺に住むようになったようです。私のプロフィールにある「神戸っ子になり損ねた堺っ子」とはそういう事情によるものです。

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