主に、2006年秋の鉄道の日イベントに関する関西大手私鉄の車庫見学について、記述していきたいと思います。
予定は下記の通りです。
- 近畿日本鉄道・五位堂検修車庫見学
- 阪神電気鉄道・西宮駅でのイベント見学
- 阪急電鉄・正雀工場見学
- 南海電気鉄道・ 千代田工場見学
- 大阪市交通局・市電保存館・車両保存館見学
- 京阪電気鉄道・寝屋川車両基地見学
2006年10月9日、近畿日本鉄道(以下、近鉄)の五位堂検修車庫が開放されました。絶好の天候となり、家族連れと同業者が多数訪問していました。
普段は見ることができない工場はもちろん、車両の下も見学することができました。
てっきり、簡単に見学できるものと思っていましたが、電車の下側は様々な機器があり、ヘルメットをかぶらないと、思いっきり頭をそれらの機器にぶつけ、けがをするところでした。
工場から外に出てみると、無蓋電車モト90系が近鉄南大阪線用の車両(6400系)を牽引している状態で展示されていました。
近鉄は直系母体である大阪電気軌道(以下、大軌)が路面電車と同じ軌道線で開業したため、線路の幅の広い標準軌(1435mm)を採用しました。しかし、大軌が他社を買収した路線は国鉄(現JR)と線路の幅が同じ狭軌(1067mm)のものが多く、名古屋線のように改軌されたものもありますが、そのままの路線もあります。大阪鉄道(2代目)の路線であった近鉄南大阪線をはじめとするいくつかの路線は狭軌なので、南大阪線の車両が五位堂検修車庫に入るためには、台車を履き替え、上の無蓋電車に牽引されます。
そのため、上写真のように標準軌の大阪線を走行するため、仮の台車が付けられています。
元の台車(狭軌用)は無蓋電車の上に載せられていました。
次回も五位堂検修車庫の予定です。
(追記、2010年10月21日)
この車庫見学は結局、シリーズ化されませんでした。しかし、今まで行った車庫についての報告をアップできるよう考慮します。
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