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2007年7月29日日曜日

車庫見学(第1回)~近畿日本鉄道・五位堂検修車庫・1

今回より車庫見学のシリーズを始めます。
主に、2006年秋の鉄道の日イベントに関する関西大手私鉄の車庫見学について、記述していきたいと思います。
予定は下記の通りです。
  • 近畿日本鉄道・五位堂検修車庫見学
  • 阪神電気鉄道・西宮駅でのイベント見学
  • 阪急電鉄・正雀工場見学
  • 南海電気鉄道・ 千代田工場見学
  • 大阪市交通局・市電保存館・車両保存館見学
  • 京阪電気鉄道・寝屋川車両基地見学
なお、2006年秋ではありませんが、西武鉄道・横瀬車両基地(2003年)、JR西日本・日根野電車区(2003年)、東京メトロ・新木場車両基地(2004年)、JR東日本・尾久車両センター(2004年)、神戸市交通局・名谷車両基地(2005年)も記述する予定です。


近鉄・五位堂検修車庫・入口(2006年10月9日)

2006年10月9日、近畿日本鉄道(以下、近鉄)の五位堂検修車庫が開放されました。絶好の天候となり、家族連れと同業者が多数訪問していました。


近鉄・五位堂検修車庫・車両下部見学(2006年10月9日)

普段は見ることができない工場はもちろん、車両の下も見学することができました。


近鉄・五位堂検修車庫・車両見上げ(2006年10月9日)

てっきり、簡単に見学できるものと思っていましたが、電車の下側は様々な機器があり、ヘルメットをかぶらないと、思いっきり頭をそれらの機器にぶつけ、けがをするところでした。


近鉄・五位堂検修車庫・無蓋電車モト90系(2006年10月9日)

工場から外に出てみると、無蓋電車モト90系が近鉄南大阪線用の車両(6400系)を牽引している状態で展示されていました。
近鉄は直系母体である大阪電気軌道(以下、大軌)が路面電車と同じ軌道線で開業したため、線路の幅の広い標準軌(1435mm)を採用しました。しかし、大軌が他社を買収した路線は国鉄(現JR)と線路の幅が同じ狭軌(1067mm)のものが多く、名古屋線のように改軌されたものもありますが、そのままの路線もあります。大阪鉄道(2代目)の路線であった近鉄南大阪線をはじめとするいくつかの路線は狭軌なので、南大阪線の車両が五位堂検修車庫に入るためには、台車を履き替え、上の無蓋電車に牽引されます。


近鉄・五位堂検修車庫・広軌用仮台車(2006年10月9日)

そのため、上写真のように標準軌の大阪線を走行するため、仮の台車が付けられています。


近鉄・五位堂検修車庫・狭軌用台車(2006年10月9日)

元の台車(狭軌用)は無蓋電車の上に載せられていました。
次回も五位堂検修車庫の予定です。

(追記、2010年10月21日)
この車庫見学は結局、シリーズ化されませんでした。しかし、今まで行った車庫についての報告をアップできるよう考慮します。

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