長崎市内を出発し、再び長崎自動車道に乗り、長崎空港へ向かうバスのことをふと思い出しました。そういえば、長崎自動車道は大村湾のそばを通っていたな、と。そこで、ほとんど思いつきで大村湾PAに立ち寄りました。やはり、大村湾のすばらしい景色が広がっていました。
そうしているうちに長崎自動車道から九州自動車道へ順調に走行していたのですが、天候は悪化していき、遂に大雨が降ってきました。まさにバケツをひっくり返したような雨となり、ワイパーを最速にしてようやくフロントガラスに雨粒が残らない状態となり、しかも前方の車がまき散らす水しぶきのため、前の視界は悪くなる一方でした。ここに強制自動車教習、第6課「大雨の高速道路教習」が始まりました。
その大雨の後、8月12日に地滑りによる通行止めが解除された福岡IC~太宰府IC間での速度制限による渋滞が待っていました。
渋滞のあまり、疲労した私は直方PAで休憩することにしました。実は、この先も渋滞とのことなので、英気を養うという意味合いもありました。
この直方PAのすぐそばを山陽新幹線が走っており、鉄分が不足気味の私にはうれしい場所でした。上の写真は博多に向かうごだま号と新大阪に向かうひかりレールスター号です。
ちなみに、路面電車の車両を用いて運行する筑豊電気鉄道が直方PA付近で九州自動車道と立体交差しているのですが、筑豊電気鉄道は併用軌道はなく、全線新設軌道(専用軌道)なので、「Tramway Killer号」のターゲットではなく、そのまま通過しました。
やはり、予想通り渋滞に巻き込まれ、時間のみが過ぎていく中、ようやく関門橋が見えてきました。めかりPAに立ち寄り、関門橋をじっくりと撮影しました。
めかりPAの建物と関門海峡の写真です。しかし、こんな建物あったかなあと、帰宅して過去の写真を探していると。
ありました。よくみると同じ建物が上の写真に小さく見えていました。なお、上の写真は2008年5月3日に撮影したものです。このときの記事は「2008年黄金週間・第8日目」にあります。
関門橋を渡り、九州から本州へと戻ってきました。中国自動車道、山陽自動車道と順調に進むものの、疲労は溜まっていき、休憩する間隔も短くなってきました。宮島付近で日没となり、三度、「夜の高速道路教習」となりました。暗くなりながらも、先に進み、いよいよ廿日市JCTから廿日市ICへ抜け、気力を振り絞って西広島バイパスに入りました。
西広島バイパスは学生時代、昼間。車に乗せてもらったときに恐いと感じた道です。自動車の通行量は多く、走行速度も速いため、できれば避けたいと思っていた道でしたが、今回はその上夜間走行です。しかし、どうにか無事にホテルまでたどり着けました。立体駐車場に車を預け、夜の広島の街に出かけました。広島に到着したとたん、不思議と疲労が取れました。やはり、第二の故郷なのでしょうか?翌日は広島市内を回った後、西脇に戻ります。
終章につづきます。
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