熊本市内からしばらくの間は2車線の道路でしたが、途中から1車線となりました。そこからが大変で、渋滞のため、少しずつしか車が動かなくなりました。強制自動車教習第6課、「1車線での長時間渋滞教習」が始まりました。CDの音楽を何回繰り返して聞いたことでしょうか。
渋滞は阿蘇山の近くに来ても続いており、私の疲労もかなりたまってきました。
そうしていると、阿蘇山ロープウェーのりば(阿蘇山西駅)が見えてきました。一応、車で火口付近まで行くことはできるのですが、渋滞が延々と続いているのが見えているため、ここで車を諦め、ロープウェイで火口付近まで行きました。
疲れているにもかかわらず、なぜか心躍る気持ちでロープウェイに乗りました。つくづく思いました、やはり公共交通機関の方が良いと。
ロープウェイに乗り、4、5分で火口西駅に到着します。駅を降りると、警告表示があり、パトライトの色を見ると、なんと黄色!赤の一歩手前でした。特に喘息持ちでもないので、注意して火口に近づくことにしました。
火口に近づくと、ここはマジノ線か?と思わせるトーチカに似た避難壕がたくさん設置されていました。噴火の際、避難壕に逃げ、降ってくる噴石等をそこで避けるようです。背景には噴煙が上がっています。少し緊張してきました。
いよいよ火口付近に来ました。植物は一切生えておらず、辺りは卵の腐ったような臭いがほのかに感じられ、噴煙も絶えませんでした。切り立った断崖の下には、青緑の水をたたえた火口付近のカルデラ湖も見えています。
火口付近にはわずかな時間だけ滞在し、いよいよ阿蘇山を下山することにしました。駐車スペースがあったので、杵島岳を撮影しました。
ここはどこかは忘れましたが、背景に写る外輪山が印象的だったのを覚えています。外輪山を見たとき、阿蘇カルデラの大きさを強く感じました。
では、次の目標地点、長崎市まで向かいます。ここから4時間弱かかります。
断章その2に続きます。
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