本章その2の世紀大道駅(世纪大道站)より上海地下鉄2号線に乗り、陸家嘴駅(陆家嘴站)で降り、世界一高い展望台がある上海環球金融中心(上海环球金融中心)、日本語風に訳すと、上海世界金融センター、(ちなみに、Googleで訳してもらうと、上海ワールドフィナンシャルセンターとなり、ほとんど英訳になってしまいます。)へ向かいます。ちなみに、中央のビルが目指すビル、その右側にあるのが金茂ビル(金茂大厦)です。
(2005年9月25日撮影)
ちなみに、上の写真は東方明珠電視塔(东方明珠电视塔)より撮影した現在の上海環球金融中心方面の写真です。写真中央が上海環球金融中心が現在ある場所です。このときにはビルの影も形もありません。右には金茂ビルがありますね。
上海環球金融中心の1階で150元を支払い、一旦、下におり、暗い待機スペースで待たされた後、高速エレベーターへ移動します。エレベーターが動きだし、一気に上昇します。私の耳をツーンとさせながら、1分程度で97階に到着しました。目的の100階の展望台へはエスカレーターで上昇します。エスカレーターから降りると、目の前にガラス張りの展望台・スカイウォーク100が見えてきます。では、いよいよ外の景色を見ることにします。
あの東方明珠電視塔を見下ろすことができます。
次に、金茂ビルも見下ろすことができます。それにしても、下の道路の車がとても小さいです。
このスカイウォーク100にはこのように一部ガラス張りの箇所があり、地上を足下にみることができます。私はというと、体重の関係で正直ガラスの上には乗りたくありません。それにしても、こういうのは中国人は好きなのでしょうか?明石海峡大橋の展望スペースにもガラス張りの箇所があり、足下に明石海峡を見ることができる箇所がありますが、そこには中国人が集まって、写真を撮りまくっていました。まあ、明石海峡大橋に中国人が多いのはその隣に孫文ゆかりの建物があるからだろうとは思いますが。
このスカイウォーク100には世界一高い展望台であることを誇るプレートもありました。
<原文>
上海环球金融中心观光厅
Shanghai World Financial Center Observatory
世界最高观光厅
The World's Highest Observatory
您所在的高度为474m
吉尼斯世界纪录认证 海拔477.96m
2009年上海环球金融中心观光厅荣获吉尼斯世界纪录“最高观光厅”称号。
GUINNESS WORLD RECORDS TM CERTIFICATE
GUINNESS WORLD RECORDS TM awarded the Shanghai World Financial Center Observatory the title of the Highest Observation Deck in 2009
世界高楼协会认证
2008年6月1日,上海环球金融中心通过世界高楼协会认证,在“最高使用楼层高度”和“最高屋顶高度”两项认证中荣获“世界第一”的美誉。
CTBUH CERTIFICATE
CTBUH; The Council on Tall Buildings and Urban Habitat
On June 1st 2008, CTBUH awarded the Shanghai World Financial Center the title World's Tallest Building in the categories of "highest occupied floor" and "height to top of roof".
<訳>
上海世界金融センター展望台
世界一高い展望台
貴方がいる高度は474mです。
ギネス世界記録認定 海抜477.96m
2009年上海世界金融センター展望台がギネス世界記録の「最も高い展望台」の称号の栄誉を得ました。
CTBUH認定
(CTBUH;「世界高層ビル協会」)
2008年6月1日、上海世界金融センターが「世界高層ビル協会」より「最高フロア高さ」及び「軒高」の2項目で、世界1位に認定されました。
とまあ、中国語と英語から考えるとこんなところでしょうか?
上海環球金融中心を離れ、上海国際会議センター(上海国际会议中心)付近に向かいます。ここから外灘(外滩)をみることにするのですが、この上海国際会議センター(上海国际会议中心)から外灘を見るコースはかつて私が2004年にMさんにより案内されたコースとほぼ同じであり、2007年に私がS谷さんを案内したコースとも同じです。
浦東から黄浦江の向こうに見える外灘を見ます。ここから外灘へ観光隧道を使うのも良いのですが、時間がないので、上海に来たなら一度は行かないといけない豫園(豫园)に向かいます。
渋滞に遭いながらも豫園に到着しました。私が2007年に行ったときは工事中の箇所がありましたが、すっかり工事は完了していました。久しぶりの豫園ですが、なんとも人で一杯でした。豫園をじっくり見回っても良いのですが、我々の目的は、
ここ、南翔饅頭店(南翔馒头店)の小龍包(小笼包)です。ここで昼飯と食べることにします。2階に上がり、階段右側奥の部屋、長興楼(长兴楼)で待機することにします。しかし、人が一杯でなかなかテーブルに着けません。そうしているうちに欧米人の一団に囲まれ、彼らは話し始めます。どうやら英語ではないようです。何語かなと思っていると、耳に「2(zwei)」の言葉が入ってきました。ドイツ語です。どうりで「...ch」とか「...en」とかドイツ語っぽい発音が聞こえるわけです。しばらくの間、ドイツ語が「听不懂(聞こえているけどわからない)」な状態で待っていると、店内に案内されました。
とりあえず、我々2人は55元の点心セット(配套点心)と10元の青島ビール(青岛啤酒)を発注しました。
<点心セットの内容:いずれも南翔饅頭店でのメニューより、()内は私の注釈>
特製蟹肉入り小龍<特制蟹肉小龙> 6個
精進料理の饅頭<净素菜包>(シンプルな野菜まん) 1個
もち米焼売<糯米烧卖> 1個
カレー入り焼き餃子<咖哩肉饺> 1個
西施の春巻<西施春卷>(西施風豆腐春巻) 1個
エンドウ豆入り饅頭<豌蓉秋叶包>(餡まん) 1個
金華ハム入りミニちまき<金腿小粽子> 1個
金運卵の糸のスープ<发财蛋丝汤>(錦糸卵のスープ) 1椀
果物(西瓜)<水果>
ちなみに、西施は春秋時代末期の美女の名前です。
点心セットを食べたのですが、やはりストローで飲む蟹みそ入りスープ饅頭<蟹黄就濯汤包>も食べたいと思ったものの名前が出てきません。困った我々は蟹みそ入りスープ饅頭を食べている人の方向を指し、「あれ」と行った後、ストローで飲む仕草をすることで、無事に蟹みそ入りスープ饅頭を食べることができました。とにかく美味しかったです。
ということで、南翔饅頭店の場所です。
その後、豫園より楽器の専門店街を抜け、大世界駅よりホテルに戻り、そこから南方商城へ向かい、上海事業所の日本人、中国人職員との夕食をとりました。
次回は、その夕食会についてです。
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