10/31の夜に広島へ到着し、ホテルでのんびりと一泊しました。
翌11/1朝より、土橋電停~福島町電停にかけ、広電の撮影を行い、いよいよ第14回路面電車まつりの会場である千田車庫へ向かいます。
しかし、今回は自動車で来ているため、一旦広島港へ向かい、そこの駐車場に自動車を駐め、広電本社前電停まで広電の路面電車で戻ることにしました。
広電の第14回路面電車まつりは前述の通り、LRT都市サミット2009に合わせ、今年は6月ではなく、11月に開催されることになりました。このLRT都市サミット2009には路面電車のLRT化に取り組む11都市(札幌市、富山市、豊橋市、京都市、岡山市、松山市、高知市、長崎市、熊本市、鹿児島市及び広島市)の首長が集まり、連携を図るために開催されました。予定ではもう1都市の首長が参加する予定だったのですが、急遽中止になりました。いくら、LRTを中止するつもりでも、一度、広島の路面電車の便利さを体験するために参加しても良かったのではないでしょうか。ねえ、堺市さん。
さて、開場直後に猛烈な集中豪雨があったものの、無事に第14回路面電車まつりは開催されていました。
広島電鉄の鉄道線である宮島線と軌道線である市内線とは数多くの電車が直通運行されていますが、この2000形はその鉄軌道直通運転専用車両です。現在、直通運転されている電車のほとんどが連接車と呼ばれる連結部分に台車のあるものですが、2000形は連接車ではなく、2両連結車両となっています。展示されていたのは2006号-2007号編成であり、この両者は広島電鉄の自社工場で製造されたものです。宮島線へのICカード乗車券であるPASPY導入に伴い、2009年10月16日をもって営業運転を休止しており、それに伴う展示のようです。
ところで、今回は車両の床下部分のメンテナンスに用いられるピット見学ができるようです。グリーンムーバーマックスと在来形車両の床下が見学できるとのことなので、早速見学します。
まず、在来形車両です。在来形車両は2つの低床台車(ブリル77E)をもつボギー車であり、車輪径が660mmなので、一般の鉄道車両に比べると、低床なのですが、車軸があるため、どうしても電停のホームとの段差が生じてしまいます。なお、展示されていた在来形車両は652号、つまり被爆電車です。
次に、超低床車のグリーンムーバーマックスです。独立車輪方式の台車のため、車軸がなく、従来の低床車に比べ、更に低床(床面高さ360mm)にすることができるため、電停のホームとの段差がほとんどありません。
広電の千田車庫をうろついているうちに、再び雨が降り始めたため、養成所の1階にしばらくいることにしました。ここには運転シミュレーターがあり、しばらく他人が操作しているのを見ているだけでしたが、操作したくなったので、大人げなく並びました。このシミュレーターは運転時の画像が出るものではありませんが(運転時の画像がでるものは養成所の2階にありました。)、コントローラーを操作すると、シミュレーターの前にある台車のモーターが動き、車輪も実際に回ります。また、空気ブレーキやドアの操作もでき、本格的なものでした。豊橋鉄道以来の操作でしたが、やはり自動車と違い、ブレーキの操作が難しいですね。
十分に路面電車まつりを堪能した後、中国自動車道で西脇に帰りました。
次回は11/8に緑木検車場で開催された大阪市交通局のイベントです。
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