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2010年2月4日木曜日

大阪-西脇紀行(第9回)(1/9~10・後編)

前回の続きです。



堺浜楽天温泉で一泊した後、堺でも自動車でなければ、行きにくいところに行こうと思い、西区石津の埋立地にある「みなと堺グリーンひろば」にまず行くことにしました。
この「みなと堺グリーンひろば」にはグランドや野球場があり、サッカーや野球をする人たちが朝9時の段階で、結構いました。なぜか、オランダの風車がありますが、おそらくかつての石津が風車でいっぱいだった(オランダ風ではなく、堺独自の風車です。)ことによるものかもしれません。なお、この風車の後方にはシャープの「グリーンフロント堺」が見えますが、風車とグリーンフロント堺の間には海があります。






石津川駅からも見えた堺港発電所の6本の煙突です。ちょうどこの煙突の向こう側が石津川駅になります。



一方で、海を望むと水平線上に神戸の町並みが見えています。天気がいいと明石海峡大橋も見えそうです。



「みなと堺グリーンひろば」を後にし、時間が十分にあるので、関西地方でまだ並走していない併用軌道、京都の嵐電と、大津の京阪大津線を並走することにします。阪神高速道路から名神高速道路に入り、京都の街に入ります。目指すは三条通です。
ということで、「Tramway Killer号」の第15のターゲット、京福電気鉄道、通称嵐電の併用軌道を並走します。
嵐電西大路電停附近より三条通に入り、島津製作所を横目に見ながら、西進します。途中、狭い安全島の山之内電停を通り過ぎると、四条大宮方面へ向かう嵐電電車がやってきました。



嵐電の併用軌道は短く、しかも細切れですが、三条通上にあります。嵐電天神川電停では嵐山方面行きの嵐電電車を踏切で待つことになりました。
全般的に三条通は軌道敷進入可なのですが、道路の幅員が狭く、自動車やバイクの通行量も結構ある上に、歩行者もあちらこちらから出てくるという自動車にとっては非常に運転しにくい併用軌道です。ただし、阪堺線・大阪市内区間や土電・朝倉周辺に比べると怖さはないです。



嵐電併用軌道並走した後、三条通、国道1号線を東進し、滋賀県大津市にある京阪大津線の併用軌道も並走することにしました。第16のターゲットは「京阪電気鉄道・京津線及び石山坂本線」です。ここの併用軌道は嵐電よりも更に短いですが、なんといっても2両編成及び4両編成の電車と並走するというところがポイントです。
まずは浜大津駅附近の石山坂本線の2両編成が目の前を通過します。石山坂本線は三井寺駅と浜大津駅の間が併用軌道となっています。



続いて、浜大津駅附近の京津線の4両編成が目の前を通過します。京津線は上栄町駅と浜大津駅の間が併用軌道となっています。この京津線は路面電車(浜大津駅附近の併用軌道)、山岳鉄道(逢坂越えの急勾配)及び地下鉄(京都市内)の3つの顔を持っています。
上写真の4両編成で全長66mの800系が併用軌道を走る様子はまるで蛇のようです。今回は併用軌道上で並走しなかったため、わかりませんが、おそらく4両編成の隣に止まると、その圧迫感は並のものではないでしょう。そういう意味では走りにくい併用軌道だと思います。
無事に並走ができたので、京都東ICより名神高速道路、中国自動車道経由で滝野社IC、西脇へと戻ってきました。
残りの併用軌道は第4のターゲットで残っている広島電鉄と並走していない豊橋鉄道、江ノ島電鉄及び都電荒川線となります。(東急世田谷線は若林踏切部分が併用軌道のため、通過するぐらいになると思います。) 5月までには何とかしたいと思います。

(注)
上記の自動車内より撮影した写真はいずれもビデオで録画したものを後日、静止画としてキャプチャーしたものです。

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