「大阪-西脇紀行」の第3回目です。おや、今回も阪神電鉄で帰ると思ったあなた、甘いです。よく見てください、普通車のジェットカーです。特急・急行ではありません。
今回は、旧阪神国道線の跡を巡り、神戸の南京町で中華料理が食べたかったのと神戸・三宮-西脇を結ぶ路線バスに乗りたかったため、思い切って野田阪神前から西脇まで路線バスで帰ることにしました。
利用する交通機関は次の通りです。
梅田
↓ 阪神電鉄・阪神本線
野田(野田阪神前)
↓ 阪神バス(野田阪神前~尼崎・浜田車庫前)
浜田車庫前
↓ 阪神バス(阪神尼崎~阪神芦屋)
夙川
↓ 阪神バス(阪神西宮~神戸税関前)
三宮駅前
↓ 徒歩
三ノ宮駅(JR高架下)
↓ 神姫バス(三ノ宮駅~西脇営業所)
アピカ西脇(旧鍛冶屋線西脇駅跡)
では、阪神野田駅・北側からバスに乗ることにしたのですが、このバス、休日は1日7本、2時間に1本しか走っておりません。また、ここから中津・天神橋筋六丁目方面にもバスがあるのですが、休日はほぼ40分に1本で、しかも昼間は中津で折り返しとなっています。
実は、この阪神バスが止まっている場所は1975年(昭和50年)まで路面電車である阪神国道線と北大阪線のターミナル電停があった場所です。私が乗ろうとしているバスが国道線の代替、天神橋筋六丁目方面のバスが北大阪線の代替路線です。ちなみに、阪神野田駅・南側には大阪市電のターミナル電停がありました。この電停名が野田阪神電車前であり、この名称が省略され、地下鉄千日前線の駅名にもなっている「野田阪神」がこのあたりの通名になっています。
阪神バスは国道2号線いわゆる阪神国道をひたすらに神戸方面に向かい、進んでいきます。淀川を渡る前に明らかに電柱とは異なる架線柱が2本あります(上記写真では道路右側の2本の柱)。これが阪神国道線の架線柱です。
なお、車内から撮影した写真はぶれまくっていたので、1年半前の2008年1月6日に撮影した写真を使用しました。(故に、柱の影が長くなっています。)
なんやかんやで、春先にしょっちゅう来ていた阪神尼崎駅を横目で見ながら、浜田車庫前に到着しました。
この浜田車庫に隣接する阪神タイガース・浜田球場はかつての国道線の車庫跡となります。
先ほどのバスを降り、しばらくすると阪神芦屋行きのバスが来ました。このあたりではバスが頻繁に来るので、便利です。
武庫川を渡り、西宮市に入りました。甲子園付近を過ぎ、しばらくすると阪急今津(南)線の阪神国道駅が現れます。ふと気づいたのですが、バス停名がいつの間にか阪神国道駅前になっていました。かつては違う名前だったと思いますが、これも阪急阪神経営統合の影響でしょうか?
しばらくすると、3台目の阪神バスである神戸税関前行きバスが来ました。このあたりもバスが頻繁にやってきます。
桜の季節にはよく訪れていた夙川公園です。ここを通過し、ひたすら神戸方面にバスは向かいます。
芦屋市を過ぎ、いよいよ神戸市に入りました。東灘区の区役所前では六甲ライナーと立体交差しています。
灘区に入り、国道2号線は南に曲がり、阪神本線と立体交差します。その西灘駅を過ぎると、国道43号線と合流し、再び西に向かいます。
阪神国道線の終点があった脇浜、かつて日本一狭いホームがあった春日野道駅の上を通過し、梅田から約2時間かけ、神戸三宮に到着しました。電車なら30分足らずで到着していたでしょう。
では、次の目的である元町の中華街まで徒歩で行くことにします。後編に続きます。
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