瀬田駅(A)に向かい、JR琵琶湖線に石山駅まで乗車しました。
京阪石山坂本線に乗り換え、浜大津駅(B)まで2両編成の電車に揺られ、向かいました。今回は浜大津駅の近くにある大津港からミシガンクルーズで琵琶湖周遊観光をしたいと思います。
琵琶湖は日本一の広さを誇る湖で、面積は滋賀県の1/6を占める670km2あります。その貯水量は27.5km3であり、堺市民85万人が275年分使用できる水量があり(堺市上下水道局のウェブサイトより引用)、琵琶湖は京阪神の水がめとしての機能も担っています。
最狭部の琵琶湖大橋を境に、琵琶湖北側は北湖、同南側は南湖と呼んでおり、両者は水質、水の流れ及び水深(北湖の平均水深41m・最大水深103.6m、南湖の平均水深4m)が異なります。
今回のミシガンクルーズのコースは大津港から大津プリンスホテルを経て、南湖を周遊し、再び大津港に戻るものです。
浜大津駅降車後、いつもは眺めるだけであった大津港へ向かいます。
大津港に停泊している琵琶湖周遊するミシガンに乗船します。
パーサーの案内でミシガンに乗船しました。階段で2階に上ると、ミシガンホールとなります。大きなダイニングルームとなっており、今回乗船したミシガンモーニングでは食事はありませんでしたが、食事付きのクルーズではこちらでビュフェスタイルの食事ができます。
更に階段で3階に上ると、ステージのあるベッキーズスクエアがあります。周遊中はパーサーがこちらで琵琶湖や滋賀県の観光名所の説明をわかりやすく説明していただけます。
3階には足湯スペースが設置してあります。なお、中には雄琴温泉の湯が入っています。ちなみに泉質はアルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性温泉)です。
4階はミシガンスカイデッキとなっています。この4階のミシガンスカイデッキはTVアニメ「中二病でも恋がしたい!」のオープニングにも一瞬出ており、このミシガン自体も同アニメのExtra Episode「煌めきの・・・聖爆誕祭」の舞台となっていました。(聖地巡礼ネタ的には京阪石山駅ホームも該当します。京阪電気鉄道が同アニメに協力しているので、京阪関連の施設がよく出てきます。)
しかしながら、今回は(アニメの)聖地巡礼がテーマではないので、次に進みます。
ゆりかもめに見送られながら、ミシガンは10:00に大津港を出港しました。
6艇の競艇用ボートがレースしているびわこ競艇場を眺めながら、ミシガンは大津プリンスホテルに向かいます。
このミシガンクルーズでは大津プリンスホテルより乗船することもできます。
ミシガンといえば、後部にあるこの外輪です。外輪から聞こえるバシャバシャという水の音が通常の船と異なるところです。
南湖を進んでいくうちに、湖西側に比叡山が見えます。
なお、比叡山にある延暦寺が「油断大敵」という四字熟語の語源に関係するとの説があるようです。延暦寺には根本中堂があり、その中に「不滅の法灯」という灯火が天台宗開祖・最澄の時代から1200年以上にわたり、灯し続けられています。この「不滅の法灯」を灯し続けるためには、毎日、法灯を消さないように菜種油を注がなければならないことを指して、「油断大敵」という言葉が生まれたとのことです。
更に、山頂に雪化粧した比良山地も見えています。
iphone5のGPSで位置を確認すると、見事に琵琶湖の中に現在地(青い点)が表示されました。
ミシガンが更に進み、このクルーズで最北の地点まで到着しました。遙か向こうには琵琶湖大橋が見えます。夏の琵琶湖の風物詩となった鳥人間コンテストでは越えることができない橋となっています。
ミシガンクルーズが針路を変更し、大津港方面に近づくようになり、湖東側に近江大橋が見えてきました。
ここにはかつて、「矢橋の渡し」があり、草津宿から大津宿への近道として知られていました。しかしながら、比叡山から吹き下ろされる突風により、船が沈む可能性が高いことから、「急がば回れ」の語源となったとのことです。
琵琶湖周遊も終わりが近づいてきました。デッキから大津市の町並みが見えてきました。最後に英国人の男性がギターを弾きながら、洋楽のライブを行い、この周遊の締めをしっかりとしていただきました。
大津港に戻ってきました。長年、ミシガンに乗りたいと思いながら、乗る機会がなく、今回初めて乗船しましたが、イベントが効果的に行われており、周遊の間、乗客が飽きさせることなく、企画がうまくされていると感じました。ミシガンを運営する琵琶湖汽船の他のクルーズ(ぐるっとびわ湖島めぐり等)にも参加したいと思います。
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