駆け足で地上の桜井線ホームにやってきました。13:37になり、ここから和歌山駅までローカル線仕様の105系でたっぷり3時間の旅が始まりました。
桜井線を走行し、奈良盆地を南に進みます。天理を経て、桜井に近づくと、近鉄大阪線の高架線が見えてきます。そこから進路を西へ変え、高田駅へ14:23に到着です。高田駅に到着すると、大阪方面に向かう快速電車が停車していました。
この快速電車が発車した後、普通和歌山行も14:28に出発します。なお、この高田駅でスイッチバックし、桜井線から和歌山線へと入ります。
近鉄南大阪線をくぐり、近鉄御所線としばらく並行し、御所線から離れ、しばらくすると、近鉄吉野線が近づいてきます。近鉄との共同使用駅である吉野口駅に到着です。この駅では上の写真のように近鉄電車と同一ホーム上で接続します。しばらく停車時間があったので、ホーム上の売店でヨーグレットを購入します。
急行大阪阿部野橋行が発車した後、普通和歌山行も発車します。
五条駅を越えると、吉野川沿いを和歌山線は進みます。五条駅から2駅目に入る前に、電車は和歌山県に入ります。和歌山県に入ると、吉野川は紀ノ川に名称が変わります。さらに2駅進むと、南海高野線をオーバーパスし、南海との共同使用駅である橋本駅に到着します。このとき、15:21です。2つ向こうのホームには南海高野線の21m車が停車しています。おそらく、急行なんば行でしょう。
橋本駅の駅舎にある自動改札機はJRのものではなく、特徴的なピンク色のものがある南海のものです。
電車は紀ノ川右岸(北側)をしばらく進みますが、岩出駅を過ぎると、紀ノ川を渡り、左岸(南側)を進むようになります。ここまでくると、和歌山駅はまもなくです。
16:34に和歌山駅到着です。ここで、跨線橋を渡り、我が愛する阪和線の乗り換えます。
ここで、ゆっくりしようと思ったのですが、16:37発の紀州路快速(大阪環状線経由)天王寺行に間に合ったのでこれに乗ります。
和泉山脈を越え、再び大阪府に入ると、17:02に日根野駅へ到着し、ここで紀州路快速は関西空港から来た関空快速と連結します。
関空・紀州路快速は阪和線を北上し、17:30頃には我が故郷堺市内を通過しました。「ああ、中世自治都市堺、今選挙をやっているんだなあ。例年投票率低いんだけど、今年はもうちょっとましかな。でも人気投票になってしまっているような気がするなあ。Lost Remarkable Tradition(素晴らしい伝統の喪失)になってしまいそうだなあ。」もう西脇市民になってしまったので、選挙権はないにもかかわらず、前述のLRTな堺市長選が気になる私でした。大和川を越え、大阪市内に入ります。
LRTのことはさておき、堺市内の乗客減が進む阪堺電気軌道の上町線も接続する天王寺駅には17:40到着です。ここで、スタート地点が新大阪駅だったら、このまま関空・紀州路快速(大阪環状線外回り・大阪駅経由)に乗ったのですが、スタート地点が大阪駅なので、諦めて大阪環状線内回り電車に乗ることにします。
とは言え、空腹になっていたので、天王寺うどんで夕食を食べることにします。大回りの旅ではこういう構内の飲食店があると大変助かります。
ちょうど12番線に18:01発の大和路快速(大阪環状線経由)奈良・高田行が停車していたので、これに乗車します。
ゆったりと、クロスシートに座りながら、15分で京橋駅に到着しました。大阪環状線の下にあるJR東西線ホームに向かいます。
18:23発の快速・篠山口行が到着しました。JR東西線では京橋駅から尼崎駅までのほとんどの間、地下を進みます。
JR東西線の地下区間から地上に出、神崎川を渡り、ようやく兵庫県に入ることができました。尼崎駅には18:41到着です。
また、跨線橋をわたり、加古川駅まで新快速・播州赤穂行に乗ります。本日3回目の新快速電車です。18:51に尼崎を出発します。
さすがに新快速なので、加古川までスムーズに行きます。19:36に加古川に到着です。もう既にスタートして半日経過してしまいました。
ようやく、お馴染みになった加古川線103系電車に乗ることができます。今回はたまたま接続がよく、19:48発の西脇市行電車に乗ります。西脇市駅まで50分ゆっくりかけて電車は進みます。
ようやく、JR最終目的地である西脇市駅に到着しました。到着したのが20:34となり、12時間50分かけ、大阪駅から西脇市駅まで電車・気動車を乗り続けました。もう神姫バスは営業終了していたので、タクシーで自宅に戻ることにしました。
今回の大阪-西脇紀行では11もの電車・気動車を乗り継ぎ、そのうち223系が4回(新快速3回、関空・紀州路快速1回)、221系が2回(大和路快速2回)、207系、113系、103系、105系及びキハ120系がそれぞれ1回ずつ乗車したことになります。とにかく、都市の地下線から非電化のローカル線まで同じ大阪近郊区間とは思えないほどバラエティに富んだ路線に乗車し、疲れましたが、十分すぎるくらい鉄分を補給しました。
次回は鉄分をまた補給したいのですが、それとは全く無縁になる旅です。
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